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著名人が選ぶ!私のお気に入り(50音順・敬称略)

 


上原ひろみ(ジャズ・ピアニスト)

 

♪『愛の夢~リスト:ピアノ名曲集』ホルヘ・ボレット

生まれて初めてリストを聴いたのは、ボレットだった。初めて聴いた彼のリストの作品は、まるで銀河系の無数の星のようで、リストの華やかさをストレートに感じたのを覚えている。そしてリストをボレットのように弾くことが、何万光年もかかるくらい難しいということも、その後すぐ理解する事となる。私がリストに持つ、煌めきに満ちた印象は、ボレットを最初に聴いたことが大きいと思う。

小曽根 真(ジャズ・ピアニスト)

♪『モーツァルト: ピアノ協奏曲 第20番 ・第21番』フリードリヒ・グルダ

ずっと独学でジャズを弾いてきた僕にとって、モーツァルトとの出逢いは衝撃だった。楽譜を通して出逢ったモーツァルトの音楽は、型にはまらず自由でウィットに富み、余分な自己顕示は全くない素晴らしい音楽。そのスピリットはジャズ屋の僕らが目指す究極の音楽そのもの。その至高の音楽は、実は楽譜に書かれている音符さえ、即興で演奏するのと同じようにその瞬間に生まれる音楽であることを教えてくれた。だからモーツァルトは僕が心から尊敬する恩師。

桑原あい(ジャズ・ピアニスト)

♪『ブラームス: 交響曲第4番』カルロス・クライバー

なんといっても、ブラームスは私の中の2大クラシック作曲家の1人です。
ブラームスの音楽は毎回その作品の中にどこまでも彼の人生が見える気がして、晩年の作品になればなるほど人生を映しているようで、心をガッと掴まれてしまうのです。
私がこの交響曲第4番で最も好きなのは第1楽章の始まり方です。豪勢なイントロなど何もなく、ヴァイオリン集団が第1主題のメロディー、しかも4拍目のアウフタクトから始まるのが、潔くて最高にカッコいい。初めて聴いた時は、「無駄なものは何もいらない」と教えられたようで、ハッとしました。
リズムの解釈が独特だったり、4楽章はシャコンヌ主題になっていることが面白かったり、もちろん作曲技術的な意味で私には分かりえないほどに凄いことがなされているのですが、その技術をもってしても、「これが彼の人生の音なのか」と思えてしまうことが、本当にただただ凄いとしか言いようがありません。


丸山健太郎(丸山珈琲社長)

 

♪『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』カール・リヒター

ゴルトベルグ変奏曲はアリアと30の変奏曲で構成され、それぞれの長さは数分。
初めて聴いた時はどこか退屈な変奏曲と感じた。
その後自分の珈琲店のBGMとして毎日かけていたが、この曲には全体に流れる構造感やテンポのようなものがあることに徐々に気がつき、バッハの仕込んだ小宇宙の虜になってしまった。無人島に一曲しか持って行けないのならば私はこの曲を選ぶ。


宗次德二(カレーハウスCoCo壱番屋 創業者)
 

♪『メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲』諏訪内晶子

私の生涯を通じて価値ある出会いのトップ3の一つがメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」です。
TVのクラシック音楽番組で流れたこの曲を偶然聴くことが出来たことは、幸運といえるでしょう。冒頭からいきなり、心揺るがす名旋律。初めて耳にするクラシックが、メンコンであったことが私の人生に彩を添えてくれました。


村治佳織(ギタリスト)
 

♪『レスピーギ:ローマ三部作、リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲』小澤征爾

レスピーギ:交響詩「ローマの松」
最初の記憶は高校生のとき。イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストで参加し、二部に演奏されたこの曲をステージ袖から聴いたのです。 一部の自分の出番が終わり安堵した後に聴く、冒頭の華やかな歌い出し。 オケにしか出せない迫力に惹き込まれました。描き出された古代ロ一マの幻想。 〈アッピア街道の松〉を聴いているとまるで、進むべき道が目の前に広がるよう。 これぞ音楽のマジック。美しくて力強い。まさに名曲中の名曲です。


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〜交響曲〜


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