アルバム『ブルー&ロンサム』発売記念!著名人の皆様よりコメントを頂戴しました!

2016.12.16 UP(最終更新)*随時更新

ここに来てもう一度1stアルバムのような、音楽への瑞々しい衝動に溢れた作品。
「好きだからやってる」以外のなにものでもないサウンドを70歳を過ぎた人達に鳴らしてもらえるなんて、バンドをやってる身としては夢のある話です。

オカモトショウ氏(OKAMOTO’S)

今までのどのアルバムとも違う!本格ブルースっぽい曲は「ミッドナイト・ランブラー」や「ベガーズ・バンケット」収録曲を始め、沢山あるけど、全く印象が違う。ノリがエグくて、古い曲なのにギラギラに輝いている。リズム・セクションが抜けている!メイン3人はいうに及ばず、ロニー、ダリル、チャックを含めた全員のプレイの切れ味が凄い。しかし、手ざわりは新しいもので聴いたことがないイメージ。デビュー以前にあるべきものが遠い未来から届けられたような・・・。

サエキけんぞう氏(ミュージシャン)

1973年生まれの僕にとって最初の「ストーンズ」体験は、1984年夏にミック・ジャガーがジャクソンズのアルバム『ヴィクトリー』に参加した時です。
シングル「ステイト・オブ・ショック」でマイケルとデュエットしたミックの声を聴いて強烈な違和感がありました。小学生の僕のその頃のハードなロック・シンガーのイメージは、例えばフレディ・マーキュリーやロバート・プラントのような澄んだハイトーンヴォイスだったので。ジャストなリズムでビートに乗ってこない癖のあるダミ声に驚いたんです。でも年齢を重ねる中で次第にミックのファンクネスがわかった頃、ぶちのめされたのがキースのアルバム『トーク・イズ・チープ』でした。
ソロ・ワークからふたりの存在や個性に深くのめり込み、そしてまたストーンズのバンドの魅力を再認識していった、そんな世代なんです。
だからこそ、やはりリアルタイムで好きになった「アンダーカヴァー」や「ワン・ヒット」は外せません。あと、やはりストーンズはカヴァーが最高。今回のブルース・アルバムもデビュー時からの音楽愛が溢れ落ちてカッコ良すぎますね。
バンドを続ける者にとっての理想は、十代で出会った頃の理想を歳を重ねても追い続けるストーンズですね。

西寺郷太氏(Nona Reeves)

いきなり鎮静剤をうたれたかのような感じ。流れるビートにハーモニカの音色…何とも心地よい。最初の曲から80年代のストーンズを聴く姿勢と180度心持ちが変わります。例えば「アンダー・カヴァー・オブ・ザ・ナイト」などは、最初、最も苦手な曲でした。しかし・・・だんだんとイントロからクセになるぐらい好きになっていった・・・という経緯があります。つまり拒絶反応が先にあったわけです。他の曲でも似た経緯の曲があったりしますが、今では免疫も出来(笑)どの曲も落ちついて聴くことができます。
ストーンズにも音楽キャリアがあるなら、聴き手にもいろいろな音楽を聴いてきたそれぞれの土壌があるわけです。好きな理由もそれぞれでしょう。
少年期、青年期、時には危ないおやじ期を経て、彼らは少年期以前の気持ちを素直に表しているのでしょう。いぶし銀の魂を連れて。今までどんな音楽を聴いてきたかには関係なく音楽好きにはたまらない1枚。
ストーンズのとどける、ストーンズのブルースにしびれました。

カッコイイ!

クリス松村氏(タレント、音”楽”家(おんらくか))

11年振りのアルバム…。
原点回帰のブルース。
どんな感じになってるのか楽しみで聴いた。
好きだわ~。
若い頃と違って円熟味を増した感じで凄く好き。

いくつになっても少年で、ロックンローラーで、
トンがってるのが、めっちゃカッコいいよね~。
大大大先輩なのにまだ頑張ってる。
本当に凄いわ!!!

SHOW-YAもストーンズのように、
長く続いていけるように頑張りたいと思う。

寺田恵子氏SHOW-YA

ストーンズがどうやら新譜を出すらしい、という噂はちらほら耳にしていたのだが蓋を開けてみれば中身はゴリッゴリのブルースカバーアルバム!しかしその内容はただ年寄りがやる退屈なブルースではなくて、太いギターサウンドとキレキレのハーモニカ。退屈とは程遠く、聴いててワクワクしてくるこの感じ、まさにストーンズというべきサウンドそのもの!ストーンズのおかげでまたブルースが好きになりました。

TAXMAN氏  (THE BAWDIES)

ちょっとしたきっかけから、ほとんど偶然出来てしまったストーンズのブルーズ・アルバムは結果的に彼らの久々の名盤になった、とぼくは思います。50年以上にわたって愛し続けているシカゴ・ブルーズは70代になってこそ、リトル・ウォルターやハウリン・ウルフなどのような説得力で演奏できるようになったストーンズのあるべき姿がここにあります。

ピーター・バラカン氏 (ブロードキャスター)

この『ブルー&ロンサム』、21世紀に出たストーンズの原点回帰のブルーズのカバーのニューアルバムで、もうビル・ワイマンもいないし、ブライアン・ジョーンズは死んじゃったし、ド緊張して何でもやります!って弾いてたミック・テイラーもいないんだけど、なんだろ、このアルバム!
この、初めて中学生でストーンズに出会って全盛期中の全盛期の名盤の数々を寸暇を惜しんで聴きまくってた頃に引き摺り戻される感じ!
あの歳でよくやるよね、とか、よく節制してるよね、とか、もう誰も言えないよ!そんな次元じゃないよ!

髙嶋政宏氏 (俳優)

正直言って、高校の頃はザ・ローリング・ストーンズが大嫌いでした。何故かと言うと、その時の僕は「METAL OR DIE」という信条の人間だったから。
「ザ・ローリング・ストーンズの曲には歪んだギターが無いし、かっこいいソロもないじゃん!」と思っていました。
ですが、当時は食べる為にカバーバンドでいっぱいローリング・ストーンズの曲を弾きました。当時の友達にはローリング・ストーンズファンが多く、よく熱い喧嘩になりました。

しかし、いまはザ・ローリング・ストーンズの曲作りの素晴らしさに尊敬の念を抱いていて、昔の思い出をとても懐かしく感じます。
そして現在まで衰えないザ・ローリング・ストーンズの人気ぶりに驚きと凄さを感じています。
今の年齢でこれだけのかっこいい曲を出せるなんて、非常に刺激的です。「ロックに限界なし」の証拠!

マーティ・フリードマン氏 (ギタリスト)

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