BIOGRAPHY

Res(nee Shareese Renee Ballard) / リース


フィラデルフィアの郊外出身。現在、23歳。Resは両親が聴いていたマーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、テディ・ペンダーグラスなどの音楽が満ち溢れる環境で育った。7歳になると声楽のレッスンを受け始め、その時既に自分の中に音楽に対する果てしない情熱を見 出したという。
更に14歳からイタリア語でオペラのアリアを歌い始め、19歳まで続けた。カソリック系の女子校で進学校であるノートルダム・アカデミーに幼稚園から高校まで在籍していた間にはユーリズミックスやパール・ジャム等のポップス、ロック・バンドの音楽にも傾倒していった。こうしてResは音楽の英才教育を受け ながら、現在のResの独特なサウンドを構成する様々なジャンルの音楽を吸収していった。

テンプル大学での2年目、Resは地元で昔から家族ぐるみの付き合いがあったニューヨークのレコード会社のA&Rサンティ・ホワイトとコンタクトを取っ た。電話越しに歌を披露した彼女はニューヨークに来るよう勧められ、音楽のキャリアを追求するために大学辞めニューヨークへ移る決意を固めた。

こうしてニューヨークでサンティとのソング・ライティングなどの共同作業が始まる。現在のマネージャーも紹介してくれたのもサンティである。当時、グルーヴ・セオリーに参加しないかというレコード会社のオファーを「自分が求めているものではない」という理由で断っている。

Resは色んなレーベルにデモ・テープを送る。Resの声に無限の可能性を見出したMCAは直ちにResに契約を申し出た。1999年8月のことだった。 彼女のキャリアは評論家の間で賞賛された2つのプロジェクトでスタートする。2つのプロジェクトとは1999年にリリースされたレーベル・メイトの GZA/ジニアス2作目のソロ・アルバムからのタイトル・トラック「ビニース・ザ・サーフィス」でのフック、それからタリブ・クウェリ&ハイ・テクのアル バム『リフレクション・エターナル』の「トゥー・レイト」でのはゲスト・ヴォーカルである。

そして、Resは友達が勧めてくれたカナダのトリップ・ホップの妖精エステロの『ブレス・フロム・アナザー』でミネアポリスが生んだビート・メイカー Docを知る。運命の出会いだった。彼女はDocが自分の探し求めているサウンドへ導いてくれることを確信した。

数か月後に、マンハッタンへ戻ったResはDocと共にデビュー・アルバム『ハウ・アイ・ドゥ』制作のためにスタジオに入った。Docは彼のやり方で Resの陰となり日向となりサポートした。結果、アルバムはソウル、ヒップホップ、オルタナティヴ・ロック、ルーツ・レゲエ、アシッド・ジャズ、ドラム ン・ベースやサイケデリックな音楽が織り成す独特なサウンドと人を突き動かす、強烈でヴィヴィッドな歌詞が凝縮されたものとなった。まるで万華鏡のような アルバムで、若さとパワー、無防備さで人生を謳歌するResがそこには克明に描写されている。

素晴らしいシンガーと素晴らしいプロデューサーとの出会いが、タイムレスでジャンル
を超えた音楽の奇跡を引き起こしたのだ。