『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』推薦コメント

2020.07.31 TOPICS



ジョン・ウィリアムズのウィーン・フィルへの指揮者デビューとなったコンサートを収録したライヴ・アルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』。
コンサートは今年1月18日、19日の2日間、ウィーンのムジークフェラインで開催され、「帝国のマーチ」をはじめとする『スター・ウォーズ』からの楽曲や『ジュラシック・パーク』『レイダース』『E.T.』など、ジョン・ウィリアムズ珠玉のレパートリーが演奏されています。

『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』に、クラシック音楽に精通する皆様より推薦コメントをお寄せいただきました! (50音順・敬称略)



(C) Muga Miyahara

上原ひろみ(ピアニスト)

ライヴは「奇跡」が起こることがある。
ジョン・ウィリアムズとウィーン・フィルの共演は、まさに奇跡だ。
そこにいる演者、お客さんひとりひとりが、この日のことを一生忘れず、
何度も思い出し、再び笑ったり、泣いたりするだろう。
ジョン・ウィリアムズの音楽は、まるで冒険旅行だ。
それがウィーン・フィルという最高の宇宙船で、
しかも船長にジョン自身を迎えて体験できるのだ。これ以上の奇跡があるだろうか。

映像を見て、ぜひ皆さんに味わってほしい。
なぜ私は、この日、この場所にいなかったのか、という最高に悔しい気持ちを。


(C) DECCA, Shintaro Shiratori

小澤征爾(指揮者)

ジョンは、もう40年以上も前からの大事な友人です。
ずっとジョンにウィーンに来てもらいたくて、実は10年くらい前にいっしょに公演する予定も立てていたけど、そのときは、残念ながら実現しなかった。
ジョンがウィーン・フィルとコンサートしてて、それにアンネ=ゾフィーもいて、こんなに楽しいコンサートの映像を観ることができて、ぼく自身も自分のことのようにうれしいです。
あぁ、ぼくも、いっしょにやりたかったなぁ!

清塚信也(ピアニスト)

「そうだ、これこそ音楽会だ」と思いました。
自分の作った音を最高のオーケストラ、最高のホールで演奏する。
これこそがバッハやモーツァルト、ベートーヴェンから続く真の音楽の流れだと感じました。
鑑賞している間中、鳥肌とニヤニヤが止まりませんでした。
間違いなく、私の宝物になる映像です。
このコンサートは、映画も音楽も超えた、芸術のひとつの到達点と言えるのではないでしょうか。

中谷美紀(女優)

ウィーンの楽友協会がまるでロック・コンサートの会場のように熱気を帯びた奇跡の共演にて演奏された映画音楽の数々に興奮しました。ウィーン・フィルの緩急自在な演奏を寸分違わぬタイミングで導き、アンネ=ゾフィー・ムターの華麗なカデンツァに聞き入るジョン・ウィリアムズの嬉しそうな姿が忘れられません。


© Claudia Hershner

原田慶太楼(指揮者)

ジョン・ウィリアムズは今世紀最高の作曲家。
このウィーン・フィル・デビューの映像は音楽界の一生の宝物。
ジョンの心から楽しんでいる笑顔が会場にいる全ての人、そして画面を通してご覧の皆様の心に喜びをもたらしてくれる事でしょう。アンネ=ゾフィー・ムターの為に書かれた最新作は貴重な映像です。

公式サイト:http://kharada.com/

久石譲(作曲家)

これは素晴らしいコンサートだ。ウィーン楽友協会におけるジョン・ウィリアムズの楽曲は、誰でも知っている名曲ばかりで楽しめる。
ウィーン・フィルはアメリカのオーケストラとは一味違った奥行きのある演奏で臨んでいるし、ゲストのヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターも若々しい演奏をしている。
ジョン・ウィリアムズの楽曲はクラシック音楽のエッセンスが鏤め(ちりばめ)られており、彼がいかにクラシック音楽を愛でているかわかる。
映画音楽の巨匠と世界最高峰のオーケストラの共演であるこのCD及びブルーレイは我々の財産となった。


(C) Ayako Yamamoto

村治佳織(ギタリスト)

音楽そのものに最高の形で光が差した時、”遥か先の銀河まで”も届くようなパワーがあることが、はっきりと証明されました!映画音楽の神がこの世にもたらした、最高の舞台を私達も今、目にし、耳にすることが出来る至福。感動します。