ビンゲンからデヴィッド・ボウイまで──900年にわたる音楽の旅へと誘う新作『SHINE』リリース!

2026.07.06 TOPICS

デッカ・クラシックスから、サクソフォン奏者として多方面で活躍するジェス・ギラムの新作『SHINE』がリリースされる。
 
「この作品で私が掲げた目標はひとつだけ。それは、“人々を笑顔にするアルバム”を作ることでした」

「約1年前、私はこのアルバムのコンセプトを『大きなエネルギー、美しさ、人々を笑顔にする音楽、人々を元気づける音楽』と書き留めていました」
 

 
新作『SHINE』は、900年にわたる音楽の歴史を旅するアルバム。フォークの伝統、バロックの名作、ジャズ、クラシック、そして現代のソングライティングまで、多彩なジャンルを取り入れた楽曲の数々は、ジェス自身の幅広い音楽的背景を映し出している。

「音楽だけで世界を変えることはできないかもしれません。でも、ますます混沌とし、圧倒されがちな世界の中で、音楽は人々を結びつける前向きな光になれると信じています。このアルバムでは、その力を祝福したいと思いました。

11曲を通して、力強い生命力あふれる音楽を感じていただければ嬉しいです。シドニー・ベシェの躍動感あふれるフレーズに思わず体を動かしたり、Ó Catháinの《Tabhair dom do Lámh》の繊細な美しさに心を癒やされたり、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの《Spiritus sanctus vivificans》で生命の歓びを感じたり──そんな体験をしていただければと思っています」

 
アルバムの核となるテーマは「コラボレーション」と「つながり」で、広く知られた名曲と新たな発見を組み合わせた選曲となっている。

演奏には、マックス・ベイリー(ヴァイオリン)、エリー・コンスタ(ヴァイオリン)、アリ・ヴェナート(ヴィオラ)、ハデヴィヒ・ファン・ヘント(チェロ)、サム・ベッカー(コントラバス)、サム・ウィルソン(ドラムス/パーカッション)、レイフ・カナー=リードストローム(ピアノ)が参加。さらに、C.P.E.バッハ作品では拡張編成の弦楽アンサンブルも加わる。

レコーディングはケンブリッジシャーのスクール・ファーム・スタジオでわずか3日間で行われた。本作はジェスにとって初の共同プロデュース作品となり、ノルウェーのヴァイオリニストであり、バロック・ソリステン芸術監督を務めるビャルテ・アイケ、サム・ベッカー、そしてレコーディング・エンジニア/ミキサーのウィル・パートンとともに制作された。

「このアルバム作りは、本当に人生で最高の経験のひとつでした。スタジオに集まったミュージシャンたちの献身と素晴らしい演奏に触れ、7歳でサクソフォンを始めて以来、音楽が人生そのものとなったことを幸せに感じました。

共同プロデュースにも挑戦し、多くのことを学ぶことができました。演奏者の皆さん、そして舞台裏で支えてくださったすべての方々が、このアルバムに持てるすべてを注いでくださったことに心から感謝しています」

アルバムには、ルーネ・トンスゴー・ソレンセンからヒルデガルト・フォン・ビンゲンまで、時代もジャンルも異なる作曲家たちの作品を収録。また、アルバムの最後にはヒルデガルト・フォン・ビンゲン《Spiritus sanctus vivificans》を元にした即興演奏《Prelude to Hildegard》も収められている。

 
『タイムズ』紙からは「誰もが愛するサクソフォン奏者」、The Arts Deskからは「息をのむような綱渡りのヴィルトゥオジティ」と称賛されるジェス・ギラムは、英国を代表する個性的な音楽家のひとり。
デッカ・クラシックスと契約した初のサクソフォン奏者であり、BBC Radio 3『This Classical Life』では司会者としても活躍。BBCプロムス「ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス」に史上最年少ソリストとして出演し、2021年には音楽への貢献によりMBE(大英帝国勲章)を受章した。

 
2026年シーズンには、『SHINE』を携えたツアーに加え、BBCプロムスではグウィリム・シムコック《トリプル・コンチェルト》の世界初演に、シェク・カネー=メイソン、ベン・ゴールドシャイダーとともに出演。BBCスコティッシュ交響楽団、アイルランド国立交響楽団、アントワープ交響楽団、オーデンセ交響楽団との共演も予定されている。

また、2026年9月からはバーミンガム市交響楽団のアーティスト・イン・レジデンスに就任する。

 
 

Jess Gillam『SHINE』
2026年10月9日リリース
CD:577-8937:LP 578-5548

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<収録曲>
1. ルネ・トンスゴー・ソレンセン:Shine You No More(S.Parkin編)
2. ケイト・ブッシュ:Jig of Life(A.Vennart編)
3. バルバラ・ストロッツィ:Che si può fare(A.Vennart編)
4. ルアイリ・ダル・オ・カサイン:Tabhair dom do lámh(S.Becker編)
5. C.P.E.バッハ:フルート協奏曲イ短調H.431より第1楽章(S.Parkin編)
6. シドニー・ベシェ:可愛い花(S.Becker編)
7. バーバラ・トンプソン:A Tribute to Sidney Bechet
8. ジョニ・ミッチェル:A Case of You(W.Newell編)
9. コレッリ:ラ・フォリア(S.Parkin & A.Poxon編)
10. デヴィッド・ボウイ:Life on Mars(A.Vennart編)
11. ジェス・ギラム、サム・ベッカー&レイフ・カナー=リドストレム:Prelude to Hildegard―ヒルデガルト・フォン・ビンケン:Spiritus sanctus vivificans(G.Lawson編)

ジェス・ギラム(ソプラノ・サクソフォン)他