BIOGRAPHY

Anna Netrebko, soprano アンナ・ネトレプコ (ソプラノ)




1971年、ロシア南部のクラスノダールに生まれる。


ロシアの名門サンクト・ペテルブルク音楽院で声楽を学び、モーツァルト:《フィガロの結婚》のスザンナ役、ヴェルディ:《椿姫》のヴィオレッタ役を演じる。


1993年:モスクワで開かれたグリンカ声楽コンクールで第1位。

ボリショイ劇場で行われたイリーナ・アルヒーポワ財団の設立記念演奏会に参加し、マリインスキー劇場管弦楽団と初共演。


1994年:ワレリー・ゲルギエフの指名で、マリインスキー劇場に《フィガロの結婚》スザンナ役でデビュー。この役はフィンランド、ドイツ、イスラエルへのツアーでも歌う。

同劇場とは、その後、ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》ルチア役、ベッリーニ:《夢遊病の女》アミーナ役、ロッシーニ:《セビリャの理髪師》ロジーナ役、モーツァルト《魔笛》パミーナ役、ビゼー:《カルメン》ミカエラ役等を歌う。


1995年:サンクト・ペテルブルク音楽院を修了。サンフランシスコ歌劇場のグリンカ:《ルスランとリュドミラ》リュドミラ役でアメリカ・デビュー大成功。


1996年:リムスキー=コルサコフ国際声楽コンクールに入賞。ワレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィルと共演し、BBCにデビュー。


1997年:若手オペラ歌手を対象としたバルティカ賞を受賞。

1998年 :サンフランシスコ歌劇場で《フィガロの結婚》スザンナ役を歌う。同地でリサイタル・デビュー。

1999年:ヴェルディ:《リゴレット》ジルダ役でワシントン・オペラにデビュー。

2000年:フィレンツェでバッハ:ロ短調ミサ曲、ヘンデル:《マカベウスのユダ》に出演。

各地でモーツァルト:《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ役、プッチーニ:《ラ・ボエーム》ムゼッタ役、プロコフィエフ:《戦争と平和》ナターシャ役、ドニゼッティ:《ランメルモールのルチア》ルチア役、オッフェンバック:《ホフマン物語》アントーニア役が賞賛を博す。


2000/01年:各地でモーツァルト:《イドメネオ》イリア役、ドニゼッティ:《愛の妙薬》アディーナ役、ヴェルディ:《ファルスタッフ》ナンネッタ役、リムスキー=コルサコフ:《皇帝の花嫁》マルファ役、《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ役が評判となる。《戦争と平和》ナターシャ役がミラノ・スカラ座とマドリッドのテアトロ・レアルで絶賛される。


2001/02年:《戦争と平和》ナターシャ役でメトロポリタン歌劇場にデビュー。

ザルツブルク音楽祭オープニングで、ニコラウス・アーノンクール指揮による《ドン・ジョヴァンニ》でドンナ・アンナを歌い、大成功を収める。

ベッリーニ:《カプレーティ家とモンテッキ家》ジュリエッタ役でフィラデルフィアにデビュー。


《ランメルモールのルチア》ルチア役をマリインスキー劇場で歌う。ヴァルビエ音楽祭ではジェイムズ・レヴァイン指揮でマーラーの交響曲第4番を歌う。


2002/03年:コヴェント・ガーデンでモーツァルト:《皇帝ティートの慈悲》セルヴィリア役を歌う。ワシントン・オペラで《イドメネオ》イリア役を歌う。

メトロポリタン歌劇場で《ドン・ジョヴァンニ》ツェルリーナ役を歌う。《椿姫》ヴィオレッタ役でウィーン国立歌劇場にデビュー。

マリインスキー劇場で《戦争と平和》ナターシャ役と《椿姫》ヴィオレッタ役を歌う。サンクト・ペテルブルク開闢300周年記念ガラ・コンサートに参加。《椿姫》ヴィオレッタ役でバイエルン州立歌劇場にデビュー。《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・アンナ役でザルツブルク音楽祭に再登場。

デビューCDをドイツ・グラモフォンよりリリース。


2003/04年:《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・アンナ役をコヴェント・ガーデン、マリインスキー、ウィーンで歌う。《フィガロの結婚》スザンナ役をフィレンツェで歌う。《ランメルモールのルチア》ルチア役をロサンゼルスで歌う。《椿姫》ヴィオレッタ役をマリインスキーとミュンヘンで歌う。ザルツブルク音楽祭で《戦争と平和》ナターシャ役と《カプレーティ家とモンテッキ家》ジュリエッタ役を歌う。日本で小澤征爾の指揮で《ラ・ボエーム》ミミ役を歌う。

デビューDVDをリリース。



2005年:待望久しいソロ・リサイタルを日本で行われた。