岩手県産 透き通る歌声が涙を誘う。酪農兼業歌手 橘和徳、築90年を超える国の登録有形文化財、岩手県公会堂でツアーファイナル。

2018.09.25 TOPICS

酪農と兼業で活動するシンガー橘和徳がニューシングル「家族写真」の発売を記念して、9月1日の花巻市を皮切りに岩手県内4カ所でツアーを行った。
その9月24日のファイナルの会場として選ばれたのは、1927年に建設され今年で91年を迎え、国の登録有形文化財にも指定されている岩手県公会堂。東京の日比谷公会堂や早稲田大学大隈講堂を設計した、日本を代表する建築家 佐藤功一博士の設計になる。漆喰の美しいレリーフや優雅な曲線のバルコニーなど、歴史を感じさせてくれるアール・デコ様式の意匠が今尚残る建築の中でコンサートはスタート。
会場が暗転すると、紙切り芸の第一人者、林家二楽が橘の「家族写真」に合わせて紙切りを行う映像が流れ、それが終わると同時に本人が登場。「家族写真」を生歌で披露した。
サポートはアコースティックギターとピアノという編成の中、「歩いて帰ろう」「上を向いて歩こう」「となりのトトロ」なとのカバーを含め全15曲を披露。
新曲の「家族写真」にちなみ、来場客に持参してもらった家族写真を会場内に張り出し、それを見ながら来場客と会話するMCコーナーなど、終始アットホームな雰囲気が会場を包んだ。シンプルな編成だけに、透明感ある橘の声の魅力が心に染み渡ったコンサートになった。

「僕が歌うのを見て、皆さんに少しでも酪農や農業に興味を持っていただきたい。その為に僕は家族や街や自然に対する感謝を歌っていきます」
と酪農と兼業で歌い続ける強い意志を語った。

 

 

 

「家族写真」MV林家二楽 紙切りバージョン

 

「家族写真」本人バージョン