BIOGRAPHY

SLY&ROBBIE (スライ&ロビー)


スライ・ダンバー (Dr.) / ロビー・シェイクスピア (Ba.)

1970年代前半から現在に至るまで、常にレゲエシーンの最前線で活躍しているスーパー・リディム・セクション。ボブ・マーリィと共にレゲエを世界に広めたピーター・トッシュの5枚目のアルバム制作に参加。数々のヒットチューンを生み出し、ジャマイカでのトップ・プロデューサーの位置を不動のものにする。また、スライ&ロビーはグラミー賞でも常連となっており、他アーティストのプロデュースの他、自らの名義で発売したアルバム 「フレンズ」 は第41回 「ベスト・レゲエ・アルバム賞」 を受賞、2001年に発売されたノー・ダウトのアルバム 「ロック・ステディー」 からのスライ&ロビー・プロデュースによる1stシングル 「Hey Baby」 は、2003年45回グラミーの 「ベスト・ポップ・グループ賞」 同じく3rdシングル 「UNDERNETH IT ALL」 は翌年第46回グラミーの同賞受賞に導いている。更に2006年、2007年に発売したスライ&ロビー名義のアルバムも 「ベスト・レゲエ・アルバム」 (第49回、第50回) にノミネートされた。

70年代に、この名義で活動を始めた彼らは、現在でも最も幅広く、そして長く活動していて、その制作に携わった楽曲は20万曲にものぼると言われている。
1990年代から2000年代にかけてのスライ&ロビーはダンスホールとヒップホップ、R&B、ラテン音楽を革新的に融合させた 「レゲトン」 の先駆け者でもある。その一方で、ジャマイカの音楽シーンから離れて、80年代はボブ・ディラン、ミック・ジャガー、ローリング・ストーンズ、グレイス・ジョーンズ・シンプリー・レッド、スティング、ジョー・コッカー、セルジュ・ゲンズブール、フージーズ、カルロス・サンタナ等の多くのポップスのジャンルの楽曲製作にも参加している。30年以上一緒にいながらも、なお現在でも彼らのバンド、タクシー・ギャングと共に世界ツアーをし、レコーディング活動をしている2008年のスライ&ロビーはSIRポール・マッカートニー、マドンナ、ブリトニー・スピアーズからもリミックスの依頼を受けている。