20世紀チェロ音楽の名作を収めた新作リリース決定!
クラシック界で最も輝く若手スターのひとり、シェク・カネー=メイソンの新作『ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 他』の国内盤が、来日公演に合わせて発売される。本日より「ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 作品65 より 第2楽章」が先行配信されている。
本作には、ショスタコーヴィチ《チェロ協奏曲第2番》を中心に、ショスタコーヴィチとブリテンの《チェロ・ソナタ》を収録。いずれも伝説的チェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチにゆかりのある作品で、彼に強い敬意を抱くシェクがオマージュとして構成した。
今回の録音では、ショスタコーヴィチがロストロポーヴィチのために作曲した傑作《チェロ協奏曲第2番》(1966)を、ジョン・ウィルソン指揮ロンドン・シンフォニアとの共演で、2024年10月にパリ・フィルハーモニーで行われたツアーのクライマックスとして収録している。
「この作品には、音楽の中で味わえる最も美しく甘い瞬間と、最も暗く絶望的な瞬間が共存しています。その両方を一つの作品で体験できることが、この曲の大きな魅力です」
さらに、ショスタコーヴィチの初期を代表する《チェロ・ソナタ ニ短調 作品40》(1934)と、ブリテンがロストロポーヴィチのために書いた《チェロ・ソナタ ハ長調 作品65》(1961)も収録。後者は、ショスタコーヴィチの紹介によって始まったブリテンとロストロポーヴィチの友情から生まれた作品であり、鋭いピッツィカートによるScherzoや深い悲しみを描いたElegiaなど、全5楽章から構成されている。
室内楽作品の録音には、長年の音楽的パートナーでもあるピアニストの姉イサタが参加。ブリテンゆかりの地であるスネイプ・モルティングスで収録された本作は、作品の歴史的背景に深く根差した芸術的価値を有している。
『ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番 他』
発売日:2025年5月9日 ※国内盤6月25日
品番:UCCD-45036[UHQ-CD] 定価:¥3,300
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▽収録曲
ショスタコーヴィチ:
チェロ協奏曲 第2番 ト長調 作品126
1. 第1楽章: Largo
2. 第2楽章: Allegretto
3. 第3楽章: Allegretto
シェク・カネー=メイソン(チェロ)
シンフォニア・オブ・ロンドン
ジョン・ウィルソン(指揮)
ブリテン:
チェロ・ソナタ ハ長調 作品65
4. 第1楽章: Dialogo. Allegro
5. 第2楽章: Scherzo-Pizzicato. Allegretto
6. 第3楽章: Elegia. Lento
7. 第4楽章: Marcia. Energico
8. 第5楽章: Moto perpetuo. Presto
ショスタコーヴィチ:
チェロ・ソナタ ニ短調 作品40
9. 第1楽章: Allegro non troppo – Largo
10. 第2楽章: Allegro
11. 第3楽章: Largo
12. 第4楽章: Allegro
シェク・カネー=メイソン(チェロ)
イサタ・カネー=メイソン(ピアノ)
録音:
2024年10月 ロンドン、キルバーン オーガスティン教会(1-3)
2024年11月 サフォーク、スネイプ・モルティングス・コンサートホール(4-12)
■来日情報
<RMF&山田和樹 グローバル プロジェクト>
山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団
2025年6月30日(月) 東京オペラシティ コンサートホール
2025年7月05日(土) ロームシアター京都 メインホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2126/