『フォー・ユア・プレジャー』の拡張版が11月6日に発売!

2026.08.12 TOPICS

ロキシー・ミュージック
『フォー・ユア・プレジャー』

11月6日(金)発売


名作アルバムが3CD+DVDデラックス・エディション
および各種フォーマットの新たな拡張版として発売

未発表トラック「グレイ・ラグーン」(1971年デモ)の試聴はこちら >>

1973年に時代を画する作品として発表されてから50年以上を迎えることを記念し、ロキシー・ミュージックの重要なセカンド・アルバム『フォー・ユア・プレジャー』が新たに内容を拡充して、2026年11月6日に発売される。

ロキシー・ミュージックの名を冠したデビュー作は、史上もっとも影響力の大きなデビュー・アルバムの一枚としてたびたび名前が挙がる。一方、『フォー・ユア・プレジャー』は、「史上最高のセカンド・アルバム」として、さらに限られた殿堂に属する作品として評価されている。1973年3月23日にアイランド・レコードから発表された本作は、すでにロックとポップの可能性を書き換えつつあったバンドが、さらに野心的な第二章へ踏み出した瞬間を刻んだアルバムである。ひと目でそれとわかるアルバム・ジャケットのアートワークが放つ、ダークで、ハードなグラマラスさと力強さ。そのすべてが、そこに収められた音楽を完璧に映し出している。すべてが謎めいている。夢への誘い。

デビュー作とヒット・シングル「ヴァージニア・プレイン」の成功を受け、ロキシー・ミュージックは、批評家から絶賛されるアート・ロックの革新者であると同時に、本物のポップ・スターでもあるという稀有な存在へと躍り出る。『フォー・ユア・プレジャー』は全英アルバム・チャートでトップ5入りを果たし、商業的にも前作を上回る成功を収めた。さらに本作は、『ピッチ・フォーク』、『ローリング・ストーン』誌、『Q』誌、『NME』紙など数々の「史上最高のアルバム」ランキングの常連となり、『NME』紙は「英国アート・ロックの頂点」と絶賛。ロキシー・ミュージックを、英国でもっとも大胆かつ創造的で、刺激的なグループのひとつとして決定づけた作品となった。

今回の2026年版『フォー・ユア・プレジャー』には、これまで未発表だったスタジオ音源、ソングライティング・スケッチ、リハーサル、アウトテイク、ライヴ・セッション、そして貴重な未公開パフォーマンスが収録されている。それらは聴き手を1973年初頭へと引き戻し、ブライアン・フェリー、フィル・マンザネラ、アンディ・マッケイ、ブライアン・イーノ、ポール・トンプソンの5人が直面した、ひとつの大きな問いを追体験させる──『ロキシー・ミュージック』のようなデビュー作の次に、何を作るのか?

ブライアン・フェリーは当時をこう振り返る。
「心地よいプレッシャーだったよ。自分たちの作品を届けるべき聴き手がいる、それも知的なリスナーがね。ファースト・アルバムの時にはなかった、作品に対する責任感が芽生えた。特に歌詞に関してはね。バンド全体に、もっと先へ進みたいという強い気持ちがあった。もう一度スタジオに戻って、ファーストを超える傑作を作りたいという思いが、本当に強かった。ニック・デ・ヴィルがダービーシャーにコテージを持っていて、何日か使っていいと言ってくれた。だから、曲を書くことだけを目的にそこに籠ることにした。所有していた小さなルノー4に、キーボードやギター、アンプ、テープ・レコーダー、それにノートやペンなどをぎっしり積み込んでね。独特のシフトレバーを持つあの車に、荷物を満載にして運転して行ったのを覚えているよ。コテージはダービーシャー・デイルズの奥まった場所にあって、本当に人里離れていた。まず近くの農家で鍵を受け取って、そこから細い道を上がっていった。設備もごく質素だった。料理はできなかったから、食料は持ち込んでいたはずだけれど、とにかくやる気に満ちていた。完全にひとりきりで、曲を書くことだけに集中していたんだ。床一面に紙を広げて、<イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク>や<エディションズ・オブ・ユー>に取り組んでいたのを覚えている。あのコテージで過ごした数日間は、『フォー・ユア・プレジャー』を生み出す上で、決定的な時間だった」

フェリーがダービーシャーで録音した繊細なカセットテープや、ロンドンのフラットで録音したテープは、奇跡的に今日まで残されていた。今回の『フォー・ユア・プレジャー』2026年度版で発売から半世紀以上の時を経て初めて正式リリースされるこれらの音源は、数々の貴重な未発表・未公開音源と共に収録され、英国音楽史に残る唯一無二のアルバムがいかにして生まれたのか、その創作の現場を親密な視点から垣間見せてくれる。

本日初公開される「グレイ・ラグーン(1971年デモ)(オリジナル・タイトル:ボーガス・マン・パート2)」は、『フォー・ユア・プレジャー』の3CD+DVDデラックス・エディションに収録される未発表音源の世界をいち早く体験できる最初の一曲だ。1971年夏に録音されたこのデモは、ロキシー・ミュージックの存在を初めて音楽プレスに知らしめることになった自主制作のテープに収録されていた。そこには、バンド初期のケミストリーが鮮やかに捉えられている。純粋なイマジズムに彩られたフェリーの完成度の高い歌詞を、アンディ・マッケイとブライアン・イーノによるヴォーカル・ハーモニー、グラハム・シンプソンの推進力あふれるベース、ロジャー・バンのロックなギター・ワーク、そして咆哮するようなサックス・ソロが支えている。

3CD+DVDデラックス・エディションにはさらに、これまで未発表だった同曲の2つの音源、「グレイ・ラグーン(スタジオ・アウトテイク)」と「グレイ・ラグーン(ライヴ・アット・モントルー 1973/4)」を初収録。これに加えて収録されるBBCでのパフォーマンス映像2本からは、わずか数か月の間にこの曲がいかに劇的な進化を遂げたかがわかる。そこにはすでに、今日に至るまで彼らの揺るぎない影響力を形づくる、未知の音響領域へと踏み込んでいくバンドの姿が捉えられている。

現存するすべてのヴァージョンが、『フォー・ユア・プレジャー』2026エディションの一部として、今回初めて公式にリリースされる。これらを合わせて聴くことで、ロキシー・ミュージックがいかに進化を遂げていったのか、そしてこの決定版がいかに幅広い内容を備えているのかを、これまでにないほど鮮明に知ることができる。1971年のデモ音源はこちらで試聴できる。

『フォー・ユア・プレジャー』2026エディションは、2LP(ブラック・ヴァイナル仕様およびD2C限定ブルー・パール・ヴィニール仕様)、2CD、デジタル、ブルーレイ、ドルビー・アトモス、そして3CD+1DVDのデラックス・エディションなど、多彩なフォーマットで発売される。(2LPは輸入盤のみで発売)

2CDエディションには、オリジナル・アルバムに加え、AIRスタジオでのアウトテイク、シングル音源、BBCセッションを収録。新たな書き下ろしエッセイと未公開写真が、ハードカバー仕様のデジブックに収められている。

2LPヴァイナル・エディションには、オリジナル・アルバムに加え、AIRスタジオでのアウトテイクを収録。見開きジャケット仕様となる。

『フォー・ユア・プレジャー』は、SuperDeluxeEdition.com限定で販売されるブルーレイ・エディションでもリリースされる。アルバム本編は新たにアトモス、5.1ch、そしてステレオでミックスされ、収録内容には「パジャマラマ」のシングル音源に加え、インストゥルメンタル、ライヴ・セッション、スタジオ・アウトテイクも収録。さらに、スティーヴン・ウィルソンによる5.1chミックスも追加されている。

3CD+DVDのデラックス・エディションは、『フォー・ユア・プレジャー』の決定版となるコレクターズ・エディションだ。オリジナル・アルバムはボブ・ラドウィックによるリマスターで収録。さらに2枚目のCDには、ブライアン・フェリーが自宅で録音した、これまで未発表だった全20トラック:ソングライティング・スケッチを始め、バンド・リハーサルやスタジオ・アウトテイクを収録。これらはAIR スタジオでジョン・ウェバーによって新たにマスタリングされている。3枚目のCDには、ライヴ・セッション、シングル、インストゥルメンタルを収録し、そのうち14曲はこれまで未発表だった音源。DVDには、1972~1973年当時にBBC、ドイツおよびスイスのテレビ局で放送された、貴重なテレビ出演やライヴ・パフォーマンスを収録している。116ページに及ぶブックレットには、貴重なアーカイヴ資料に加え、バンド・メンバー、プロデューサー、クリエイティヴ・チームへの新たなインタヴューを元に構成された7000ワードのエッセイと、マイケル・ブレイスウェルによる2500ワードのエッセイを掲載。さらに、貴重な未公開写真の数々、オリジナルのマーケティング資料(初代の広報担当者、サイモン・パクスリーによるプレス資料を含む)、ブライアン・フェリーによる歌詞と制作途中の歌詞メモ、テープのスキャン画像、ツアー日程、『フォー・ユア・プレジャー』のクロノロジーなど、多彩な資料が収められている。また、ロキシー・ミュージックのヴィジュアル・ワールドについて綴ったニック・デ・ヴィルによるエッセイも収録されている。

バンドを象徴するアルバム・ジャケットのいくつかは、デ・ヴィルとのコラボレーションによって生み出された。彼はニューカッスル大学時代からのフェリーのアーティスト仲間で、やがてロキシー・ミュージックの事実上のアート・ディレクターとなった人物だ。『フォー・ユア・プレジャー』のヴィジョンを現実のものにしたのは、写真家カール・シュトッカーと、偉大なるクチュリエのアイコンである故アントニー・プライスによる卓越したスタイリングだった。こうしてロキシー・ミュージックを取り巻くクリエイティヴ・サークルは、バンドの音楽と並び称されるほどの視覚的遺産を築き上げたのである。『フォー・ユア・プレジャー』のジャケット撮影では、ハイグロスな質感、フィルム・ノワールの世界観、そしてファム・ファタールのミザンセーヌが見事に融合し、表現主義的で、まるで映画のワンシーンのような鮮烈なヴィジュアルを生み出した。

ニック・デ・ヴィルは当時をこう振り返る。「運転手の制服姿のブライアン、ファム・ファタール役のアマンダ・リア、キャデラック・ドゥ・ヴィル、そしてメリルボーンにある空っぽの車のショールーム。優れたプロというものは(そして、ときにひらめきに恵まれた素人もまた)、どんな状況でも何とか道を切り開くものだ。この撮影もまさにそうだった」

ロキシー・ミュージックは今なお、真の革新性と大衆的な魅力、知的な野心と感情への直接的な訴求力を兼ね備えた、極めて稀有な存在であり続けている。シンセサイザーの革新者ブライアン・イーノが参加した最後のロキシー・ミュージックのアルバムでもある『フォー・ユア・プレジャー』は、バンドの歴史における極めて重要な転換点となった。デビューから50年以上を経た今も、彼らの音楽は真に先駆的なものであり続け、新たな創造性を刺激し続けている。

【商品紹介】

①3CD+DVDデラックス・エディション
【輸入国内盤仕様/完全生産限定盤】

品番:UICY-80774
価格:20,900円税込

[日本盤のみ]
英文解説翻訳/歌詞・対訳付
SHM-CD仕様

 

②2CDエディション
品番:UICY-80775/6
価格:4,400円税込

[日本盤のみ]
英文解説翻訳/歌詞・対訳付
SHM-CD仕様

 
ご予約はこちら >>

<収録曲>

【3CD+DVDデラックス・エディション】

ディスク1 - フォー・ユア・プレジャー

1.ドゥ・ザ・ストランド
2.ビューティー・クイーン
3.ストリクトリー・コンフィデンシャル
4.エディションズ・オブ・ユー
5.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク
6.ザ・ボーガス・マン
7.グレイ・ラグーン
8.フォー・ユア・プレジャー

ディスク2 - デモ、リハーサル & スタジオ・アウトテイクス

デモ:ブライアン・フェリー – ピアノ・アンド・ギター
1.パジャマラマ – ギター&ヴォーカル
2.ドゥ・ザ・ストランド - ピアノ&ヴォーカル
3.ビューティー・ウーマン – トレモロ・ピアノ
4.ビューティー・ウーマン – エレクトリック・ピアノ
5.ビューティー・ウーマン – ピアノ&ヴォーカル
6.ストリクトリー・コンフィデンシャル(セグ・イントゥ))
7.エディションズ・オブ・ユー – エレクトリック・ピアノ
8.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク - ファルフィッサ&ギター
9.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク – トレモロ・ギター
10.フォー・ユア・プレジャー – エレクトリック・ピアノ

リハーサル & スタジオ・アウトテイクス
11.パジャマラマ – リハーサル 1973
12.ザ・ボーガス・マン – リハーサル 1973
13.グレイ・ラグーン – 1971 デモ(オリジナル・タイトル:ザ・ボーガス・マン・パート2)
14.パジャマラマ – スタジオ・アウトテイク
15.ビューティー・ウーマン – スタジオ・アウトテイク
16.ストリクトリー・コンフィデンシャル – スタジオ・アウトテイク
17.エディションズ・オブ・ユー – スタジオ・アウトテイク
18.ザ・ボーガス・マン – スタジオ・アウトテイク
19.グレイ・ラグーン – スタジオ・アウトテイク
20. フォー・ユア・プレジャー – スタジオ・アウトテイク(イーノ・テープ)

ディスク3 - ライヴ・セッションズ、シングル&インストゥルメンタル

ライヴ・セッションズ
1.グレイ・ラグーン - BBCパリス・シアター(ロンドン)1972/8
2.フォー・ユア・プレジャー - ピール・セッション 1972/11
3.ドゥ・ザ・ストランド - ピール・セッション 1973/3
4.エディションズ・オブ・ユー - ピール・セッション 1973/3
5.パジャマラマ - ピール・セッション 1973/3
6.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク - ピール・セッション 1973/3

シングル
7.パジャマラマ
8.ザ・プライド・アンド・ザ・ペイン

2026 インストゥルメンタル
9.ドゥ・ザ・ストランド
10.ビューティー・クイーン
11.ストリクトリー・コンフィデンシャル
12.エディションズ・オブ・ユー
13.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク
14.ザ・ボーガス・マン
15.グレイ・ラグーン
16.フォー・ユア・プレジャー

DVD

TV & ライヴ・パフォーマンス
1.パジャマラマ – トップ・オブ・ザ・ポップス 1973
2.フォー・ユア・プレジャー – フル・ハウス 1972/11
3.グレイ・ラグーン - フル・ハウス 1972/11
4.ドゥ・ザ・ストランド – オールド・グレイ・ウィッスル・テスト 1973/4
5.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク - オールド・グレイ・ウィッスル・テスト 1973/4
6.ドゥ・ザ・ストランド – ライヴ・アット・モントルー 1973/4
7.グレイ・ラグーン - ライヴ・アット・モントルー 1973/4
8.ビューティー・ウーマン - ライヴ・アット・モントルー 1973/4
9.ザ・ボーガス・マン - ライヴ・アット・モントルー 1973/4
10.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク - ライヴ・アット・モントルー 1973/4
11,エディションズ・オブ・ユー - ライヴ・アット・モントルー 1973/4
12.ドゥ・ザ・ストランド - ミュージック・ラーデン 1973
13.エディションズ・オブ・ユー - ミュージック・ラーデン 1973
14.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク - ミュージック・ラーデン 1973

 
【2CDエディション】

ディスク1 – フォー・ユア・プレジャー

1.ドゥ・ザ・ストランド
2.ビューティー・クイーン
3.ストリクトリー・コンフィデンシャル
4.エディションズ・オブ・ユー
5.イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク
6.ザ・ボーガス・マン
7.グレイ・ラグーン
8.フォー・ユア・プレジャー

ディスク2 – アウトテイクス、シングル&ライヴ・セッションズ

1.パジャマラマ – スタジオ・アウトテイク
2.ビューティー・ウーマン – スタジオ・アウトテイク
3.ストリクトリー・コンフィデンシャル – スタジオ・アウトテイク
4.エディションズ・オブ・ユー – スタジオ・アウトテイク
5.ザ・ボーガス・マン – スタジオ・アウトテイク
6.グレイ・ラグーン – スタジオ・アウトテイク
7.フォー・ユア・プレジャー – スタジオ・アウトテイク(イーノ・テープ)
8.パジャマラマ – シングルA面
9.ザ・プライド・アンド・ザ・ペイン – シングルB面
10.グレイ・ラグーン – BBCパリス・シアター
11.パジャマラマ – BBCピール・セッション
12.ドゥ・ザ・ストランド - BBCピール・セッション
13.エディションズ・オブ・ユー - BBCピール・セッション
14.フォー・ユア・プレジャー - BBCピール・セッション