生前の未発表音源がリリース!ビル・フリゼール、ブライアン・ブレイドとのトリオ作品!

2024.04.01 TOPICS

 
2022年に58歳の若さでこの世を去ったコルネット奏者/作曲家のロン・マイルスが、生前の2011年に録音していた未発表ライヴ音源がリリースされる。
 
2020年にブルーノートから『Rainbow Signs』をリリースし、翌年9月にヴィレッジ・ヴァンガードにてリーダーデビュー、コロナ禍後に初めてこの名門クラブでプレイしたことでも話題となった。当時、活動のベースを地元のデンバーに置き、既に次作のレコーディングも計画され注目が高まっていた中での急逝であった。ジョシュア・レッドマンの参加作品がグラミー賞にもノミネートされ、大学教授も務めるなど教育者としても多くの功績を残していた。
 
本作は、コロラド州ボルダーの「Old Main Chapel」で2011年9月21日に行ったライヴの模様を収録したもので、全テイクが今回初出となる。編成はビル・フリゼールとブライアン・ブレイドとのトリオで、このライヴ翌日にはロンのアルバム『Quiver』をレコーディングしたという。プロデュースは長年のマネージャー兼プロデューサーだったハンス・ウェンドルが手掛けている。
 
「2011年9月21日、コロラド州ボルダーは完璧な状況だった。ロンは、前年にビル、ブライアンと結成したトリオで、書き上げたばかりの作品の初演を行ったんだ。ロンがまさにこの曲を仕上げていった瞬間だよ。バンドはこの新たな曲たちを探っていくためにステージへと上がった。そしてそれらの曲がオーディエンスへと伝わっていったんだ。会場にいる誰もが、その音楽がどう始まり、どう終わるか知らなかった。予測不可能な状況の中で、複雑かつメロディックな世界を通してロンの信念が染み渡っていったんだ」‐ ジェイソン・モラン
 

 

『Old Main Chapel』
2024年5月10日リリース

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