＜ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー＞
2013年11月21日　東京ドーム

ついに「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー」も本日が最終日。
19:25、ツアー初日同様、えんじ色のロング・ジャケットに身を包んだポールがステージに登場！“エイト・デイズ・ア・ウィーク”で最終公演の幕が上がりました。

「コンバンワ、トーキョー。」「タダイマ！」で始まったMC。
今回のツアーでは多数の日本語でのMCを聞かせてくれていたポールですが、この日も、「イッショニ、ウタオウヨ！」（“オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ”）、「ダンセイダケ！ジョセイダケ！ミンナデ！」（“ヘイ・ジュード”）など観客に呼びかけたり、「ニホンゴ、ガンバリマス。デモ、エイゴノホウガトクイデス」とジョークを飛ばしたり。
大きな爆発音とともに何度も火柱や炎がステージに立ち上がった“007死ぬのは奴らだ”の後には、「スゴイネ、キコエナイ！」「ダイジョウブ？」の一言も。

途中、ジャケットを脱ぐ時にはジャケットの裏地（黒地に白っぽいの模様が入っていておしゃれ！）を観客にアピールする一幕もあり、ポール自身も最終日の公演を心から楽しんでいる様子でした。

ライブは、バンドでの演奏の間に2回のアコースティック・セットがはさまる構成。
ベース、ギター、ウクレレ、ピアノとさまざまな楽器を操り、演奏される曲も新旧さまざま。
ユニオンジャック柄ヘフナーベースを手に歌う“ヘルター・スケルター”。「ツギノキョクハ、ジョンノタメデス。ジョンニハクシュヲ！」ではじまる“ヒア・トゥデイ”、「ツギノキョクハ、ジョージノタメデス。ジョージニハクシュヲ！」ではじまる“サムシング”、ステージ真後ろの巨大スクリーンに流れるザ・ビートルズ時代の映像の数々。
「ウイングスのファンのために」といって演奏された“1985年”。そして、カラフルなアップライト・ピアノを演奏しながら歌うニュー・アルバム『NEW』からの“NEW”、“クイーニー・アイ”。
「伝説」と称されるのにふさわしい、まさにロックの歴史そのもの！

そして、最終公演のこの日は、ポールへのサプライズも！
主催者からの呼びかけで、観客全員に赤いサイリウムが配られ、2回目のアンコールの“イエスタデイ”で一斉に点灯。
5万本のサイリウムで会場を赤に染め上げました！！

「チョー、サイコウ」とステージで繰り返したポール。
鳴り止まない歓声を前に「アリガトウ　トウキョウ！」「マタアイマショウ！See you next time！」という嬉しい一言を残し、ステージを去りました。

セットリスト
1. エイト・デイズ・ア・ウィーク（*ビートルズ）
2. セイヴ・アス（*新作『NEW』）
3. オール・マイ・ラヴィング（*ビートルズ）
4. あの娘におせっかい（*ウイングス）
5. レット・ミー・ロール・イット（*ウイングス）
6. ペイパーバック・ライター（*ビートルズ）
7. マイ・ヴァレンタイン（*ソロ）
8. 1985年（*ウイングス）
9. ロング・アンド・ワインディング・ロード（*ビートルズ）
10. 恋することのもどかしさ（*ソロ）
11. 夢の人（*ビートルズ）
12. 恋を抱きしめよう（*ビートルズ）
13. アナザー・デイ（*ソロ）
14. アンド・アイ・ラヴ・ハー（*ビートルズ）
15. ブラックバード（*ビートルズ）
16. ヒア・トゥデイ（*ソロ）
17. NEW（*新作『NEW』）
18. クイーニー・アイ（*新作『NEW』 ）
19. レディ・マドンナ（*ビートルズ）
20. オール・トゥゲザー・ナウ（*ビートルズ）
21. ラヴリー・リタ（*ビートルズ）
22. エヴリバディ・アウト・ゼアー（*新作『NEW』）
23. エリナー・リグビー（*ビートルズ）
24. ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト（*ビートルズ）
25. サムシング（*ビートルズ）
26. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ（*ビートルズ）
27. バンド・オン・ザ・ラン（*ウイングス）
28. バック・イン・ザ・U.S.S.R.（*ビートルズ）
29. レット・イット・ビー（*ビートルズ）
30. 007死ぬのは奴らだ（*ウイングス）
31. ヘイ・ジュード（*ビートルズ）
アンコール1
32.デイ・トリッパー（*ビートルズ）
33.ハイ・ハイ・ハイ（*ウイングス）
34.ゲット・バック（*ビートルズ）
アンコール2
35.イエスタデイ（*ビートルズ）
36.ヘルター・スケルター（*ビートルズ）
37.ゴールデン・スランバー～キャリー・ザット・ウェイト～ジ・エンド（*ビートルズ）