ダンジョン・レインの少年たち』、2026年マーキュリー・プライズに自身初のノミネート

現地時間7月30日、英BBC Radio 6 Musicの番組内で、2026年マーキュリー・プライズの「アルバム・オブ・ザ・イヤー」候補12作品が発表され、ポール・マッカートニーの最新アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』(The Boys of Dungeon Lane)が候補入りしたことが明らかになった。放送では、ポール本人が寄せたボイスメッセージも紹介され、思いがけない知らせへの喜びと、アルバムを支持してきたリスナーへの感謝を伝えた。
ポールは公式サイトやSNSでも、素晴らしいアーティストや作品と並んで評価されたことについて、次のようなコメントを寄せている。
「このような素晴らしいリストに名を連ねることができて、本当に光栄です。ワクワクしていますし、驚きでもあります。『ダンジョン・レインの少年たち』が、これほど多くの素晴らしいアーティストやアルバムと並んで評価されたことは、私にとってこの上ない名誉です。このアルバムを応援し、楽しんでくださっている皆様、本当にありがとうございます。制作の過程は本当に楽しいものでした。(プロデューサーの)アンドリュー・ワットと共に制作し、皆さんに聴いていただけるよう世に送り出すまで、そのすべての過程が楽しかったです。皆様からの反応は、本当に特別なものだったと断言できます」
1992年に創設されたマーキュリー・プライズは、英国およびアイルランドの優れたアルバムをたたえる音楽賞である。独立した審査員団が音楽的な質を基準に、その年を代表する12作品と最終受賞作を選出する。2026年の候補には、デイヴ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、オリヴィア・ディーン、レイ(RAYE)、スウェードらの作品も名を連ねている。受賞作は10月22日、英国ニューカッスルのユティリタ・アリーナで開催される授賞式で発表される予定だ。
『ダンジョン・レインの少年たち』は、2020年の『マッカートニーIII』以来、約5年半ぶりとなる18作目のソロ・アルバム。戦後のリヴァプールで過ごした少年時代、両親から受け継いだ強さ、世界的な成功をつかむ以前のジョージ・ハリスンやジョン・レノンとの日々など、自身の原点に深く向き合った内省的な作品である。ウイングスを思わせるロック、ザ・ビートルズ的なハーモニー、親密なバラードや物語性豊かな楽曲まで、ポールならではの幅広い音楽性が全14曲に凝縮されている。発売後には全英アルバム・チャート1位を獲得し、ポールにとって通算24作目の全英ナンバーワン・アルバムとなった。