BIOGRAPHY

■シンガーNaNaのスタート


ごく自然に歌うことが好きで、ピアノを弾きながら16才の頃にはトラック作りを始めたというNaNa。シンガーとしてのスタートはなんと、あのZEEBRAに後押しされたものだった。「ジブさんのバックダンサーをした時、打ち上げの席でたまたま向かいの席になったんです。そこで『私、音楽もやりたいんです』っていう話をして……」その数ヵ月後、ZEEBRAのマネージャーから急遽電話が入り、すぐにスタジオ入り。そこでレコーディングされたのが「Slow Down」だった。その経験に後押しされたNaNaは、シンガーデビューを目指すようになる。

■ダンサーとしての「EPISODE I」


ストリートダンサーのなかでも単にクールなダンスを見せるだけでなく、見る側を楽しませることにこだわったステージで一気に人気が爆発したOH GIRL!。メンバーのなかでも特に女らしさを前面に出したスタイルが強いNaNaは体操、新体操を経て11歳のときにはジャズダンスを習い始めた。「ショーではやりたいことが満載だったので、本当に夢中でした」と語る彼女。当然のように多くのアーティストのバックダンサーを務めるなかで、貴重な巡り合いをいくつも経験することになる。それがZEEBRAとの初レコーディング、EXILEとのコラボへとつながっていく。

■EXILEとのコラボレーション、新たなステージへ


メジャーデビュー以前から既に、EXILE、ZEEBRAとの共演を果たしてしまったシンガーなんて、考えられるだろうか? 話は数年前にさかのぼる。NaNaがダンサーとして人気を集めるさらに以前、なんとEXILE結成前、ソロで活動していたATSUSHIのバックダンスをしたことがあり、そのとき「自分も歌いたい」と話していたのだ。そして時は流れ、EXILEが破格のヒットを飛ばし続け、NaNa自身もダンサーとして成功、徐々にシンガーへの夢へとシフトし始める。その彼女がEXILEの所属事務所LDHに送ったデモが、偶然EXILEの耳にとまった。  同時期にスター・オーディションで準優勝したNaNaはその数奇な縁も手伝って、EXILEの「No Other Man Feat.NaNa」に客演。さらにはLDHを通じてメジャーデビューという、大きなチャンスをつかむことになった。この8月にはEXILE LIVE TOUR 2007「EXILE EVOLUTION」ファイナル東京公演に参加、2日間計8万人を前に堂々とその歌を披露する。ダンサーとして、もう何度も繰り返し立ってきたステージ。そこで新たな一章、EPISODE IIをスタートさせる時が来た。

■OH GIRL! プロフ


NaNaがダンサーとして活動してきたダンスチーム、OH GIRL!(オー・ガール)。結成するやエンターテインメント精神にあふれたステージングでめきめき頭角を現し、渋谷を代表するグループに成長、あのUsherも来日時にそのショウマンシップを認めている。