majikoによる『寂しい人が一番偉いんだ』全曲解説を公開!

2019.06.17 TOPICS

<全曲解説:majikoによる『寂しい人が一番偉いんだ』セルフライナー・トーク>


M 1. エミリーと15の約束
Music & Lyrics:カンザキイオリArrangement:大西省吾

 「人気曲『命に嫌われている。』をカバーしたきっかけでお願いしました。お母さんが子どもへ歌う曲ですね。自分は母を亡くしているので、母からわたしへと重ねて歌っていました。なかでも11番目の約束“涙は見せびらかしてはいけないわ。弱さは噛みしめるものよ。”のフレーズがいいですよね。」

M 2. ワンダーランド
Music & Lyrics:majiko
Arrangement:majiko, 木下哲

 「この曲は、わたしなりにキャッチーにしたいと思い、歌いやすいバランス感を頑張りました。頭を緩めないと出てこない音階にこだわりました。アレンジもやらせていただき、クラリネット、弦、トランペットを入れて、緩急つけたアレンジにこだわりました。昔のディズニーのような音の運びですね。」

M 3. MONSTER PARTY
Music & Lyrics:majiko
Arrangement:majiko, 木下哲, 菅原一樹

 「めちゃふざけた内容にしたくて(笑)。ライブでは、みんなで盛り上がってサビを一緒に歌って欲しいです。カートゥーン(ネットワーク)的な、絵の見える突き抜けた世界観を表現したかった曲です。アレンジャーのスガちゃん(菅原一樹)が編曲で無双してます。いつもと違う感じが伝わると嬉しいです。」

M 4. 狂おしいほど僕には美しい
Music & Arrangement:Michael Kaneko
Lyrics:Hiro-a-key

 「ライブでこの曲をやる時、自分がカッコつけられるのが好きですね。最近は、サビの“もうたくさんなんだ〜”でのヘイトを吐き出すところが“最高”ってなってます。サビで爆発する感じで、歌っていて盛り上がる曲です。後半、畳み掛けるところも気に入ってます。デモ段階からカッコよかったんですよ。」

M 5. パラノイア
Music & Lyrics:majiko
Arrangement:majiko, 木下哲

 「ハンパない曲っす。今回マスタリングもシングルとは変えていて、より一層かっこよくなっています。サビ始まりの曲を書いてみようと思ったんですよ。ほんと頑張った曲だな。頑張りましたぁ(笑)。ある種、代表曲であり、わたしにとって大きな一歩を踏み出せた曲かな。“好きなもの”で出来ている曲ですね。」

M 6. ひび割れた世界
Music & Lyrics:小倉しんこうArrangement:横山裕章

 「ライブで育ってきた曲ですね。ドラマ『限界団地』主題歌で、この曲のおかげでいろんな人に会えたし、ターニングポイントになったナンバーです。詞曲は、もともと音楽活動をやられていて今は新潟でお坊さんをやられている小倉しんこうさんによる作品で。仏に守られている感、オーラ感があるかもしれないです。」

M 7. レイトショー
Music & Lyrics, Arrangement:みきとP

 「みきとPによる初の書き下ろしになります。あんなにいっぱいカバーとか共演してるんですけどね。今回、わたしの方からお願いしました。1曲だけじゃ表現しきれないからまた頼んで欲しいと言われてます(笑)。恋愛の曲で、ドラマ主題歌っぽいですよね。中国の楽器、二胡が切なさを出してくれています。」

M 8. 春、恋桜。
Music & Lyrics:majiko Arrangement:横山裕章

 「歌詞がとても好きで。わたしが恋愛の歌詞を書いたのはこれが初めてでした。和テイストの曲が好きなんですよ。テーマは女の子が好きな人のことを考えて、モゾモゾしているっていうエッチな曲です。歌詞を書いて“わたし天才かも”って思いました(笑)。またこういう書けるかはわからないですけどね。」

M 9. ミミズ
Music & Lyrics:majiko Arrangement:majiko, 木下哲

 「さらけ出した歌詞ですね。“乾涸びた”ってのは夏だから。すんなりと出来たかもしれません。言いたいことがたくさんあって、ただただ悩んでいる人を認めてあげたいし、自分自身も認めてあげたかった。今の今まで生きてきたことを褒めるべきというか。歌詞では、わたしの皮肉な性格が出ている曲ですね。」

M 10. マッシュルーム
Music:majiko Lyrics:蝶々P Arrangement:NAOTO

 「大バラードを書こうとしたんだけど、王道チックなテーマだと歌詞が書けなくて、『君に最後の口づけを』や『心做し』を書いてくれた蝶々Pにお願いしました。NAOTOさんによるアレンジもとても良くて。アルバムでは最後の方に作った曲なんですけど、“寂しい人が一番偉いんだ”という世界観にもハマりました。」

M 11. グラマー
Music & Lyrics:haruka nakamura

Arrangement:haruka nakamura, majiko, 木下哲
 「詞曲を手がけたharukaさんが10代の頃に青森で書いた曲です。当時、お爺さんが亡くなった時に、残されたお婆さんへ向けて書いた曲だそうで。タイトルは魅力的な女性=“グラマー”にもかかっています。わたし的には、教会というか映画『ノートルダムの鐘』のような壮大なイメージを持っています。」

M 12. WISH
Music & Arrangement:横山裕章Lyrics:majiko

 「とても好きな曲で、NETFLIXアニメ『7SEEDS』のエンディングテーマに起用されて嬉しかったです。本当に面白くって、歌詞を書けたのが嬉しかったですね。でも、ストーリーが膨大でどこから世界観を描こうか贅沢にも悩みました。癒しがあって欲しいという要望があって、歌詞の勉強にもなりました。」