BIOGRAPHY

LLOYD BANKS / ロイド・バンクス


Bioエ ミネム・ファミリー怒涛のリリース・ラッシュ展開となった2004年。その年の4月、エミネム率いるD12に続くのはG-ユニットからのソロ第1弾ラッ パー=ロイド・バンクス。バンクスは、50セントと同郷ニューヨークは、クイーンズ/ジャマイカ出身の22歳。現在ヒップホップにおいて最も影響力を持つ 「ミックステープ」でその実力を証明、知名度を上げてきた。幼馴染のトニー・イエイヨー(G-ユニットのメンバー。現在服役中)を介し50セントからG- ユニットへの誘いを受ける。その後、50セントのデビュー・アルバム『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』、そのプロモーションやツアーに参加。そし て満を持して、2003年末、50セントがアフターマス/シェイディ傘下に立ち上げたレーベル=G-ユニットよりG-ユニット名義でアルバム・デビューを 飾る(デビュー・アルバムは『ベッグ・フォー・マーシー』)。しかしそれで満足するロイドではなかった。その名も”更なる渇望”と題されたアルバム・タイ トル『ザ・ハンガー・フォーモア』で、そのスキルを存分に見せ付けるべくソロ・アルバムをここに完成させた。エミネム、スヌープ・ドッグ、ネイト・ドッ グ、50セント、ドクター・ドレー、ヤング・バック、ティンバランド、ハイ・テックなどなど名だたるツワモノたちがゲスト/プロデューサーとして参加した このアルバムは初登場1位を獲得、エミネムのプロデュースによる「オン・ファイアー」もロング・ヒットを記録するなどセンセーショナル・デビューとなっ た。その後、ソロ・ツアーをするなど積極的なツアーを行いつつも、自身の”ヨリドコロ”であるミックスCDもコンスタントにリリースし続ける。そのミック スCDにおけるタイムリーな話題とそれに対する洞察力、ライムを構築するテクニックは、メディアはもちろん、ストリートから絶対的な評価と尊敬を集めた。 そのストリートからの期待を一手に背負った作品がこのセカンド。ホーム・タウン=ニューヨークを舞台に自身のテクニックを遺憾なく発揮、その街で繰り広げ られるシーンを見事に切り取った一大抒情詩として一枚のアルバムに仕上げてみせた(「ロッテンアップル」とはニューヨークのこと)。参加アーティストは、 エミネム、50セント、ヤング・バック、ロイド・バンクス、トニー・イエイヨー、モブ・ディープ、ラキム、ミュージック・ソウルチャイルドなどなどと前作 にひけを取らないラインナップとなっている。エグゼクティヴ・プロデューサーはもちろん、G-ユニット総裁50セント。