夢を掴んだトランス・ポップ・スター=キム・ペトラス、メジャー移籍後初シングル「Future Starts Now」を正式リリース、リリック・ビデオも公開に。

2021.08.27 TOPICS

カイゴやチャーリーXCXといったアーティストらとのコラボレーション、カミラ・カベロやトロイ・シヴァンのワールドツアーではオープニング・アクトに抜擢されるなどして多方面から注目されるドイツ出身のシンガー・ソングライター、キム・ペトラス。デビュー直後には米・Billboardが「我々は今後何年にも渡りペトラスに注目することになるだろう」と絶賛レビューを寄せた彼女が新曲「Future Starts Now」を解禁、エッフェル塔やフランスパンをフィーチャーしているキュートなリリック・ビデオも同時公開となりました。
★Kim Petras - Future Starts Now (Official Lyric Video)

新曲「Future Starts Now」について次のように語っています。
“ロックダウンが始まったとき、とても不安だったの。というのも、私にとって最も不安に感じるのは、仕事や好きなことができないことだから。「Future Starts Now」は、未来や失われた時間についてストレスを感じる代わりに、現在にとどまろうとしたことから生まれた楽曲”
先日、シカゴで開催されたロラパルーザでのデビュー・パフォーマンスで「Future Starts Now」をサプライズ披露し、世界中のファンがリリースを待ち望んでいました。

キムは2017年にデビュー・シングル「I Don’t Want It All」を発表し、同楽曲がSpotify Global Viral 50 Chartにて1位を獲得。その勢いは止まらず、同年Spotifyがローンチした次世代ミュージシャンを発掘するプログラム「RISE」の第1弾アーティストにも抜擢。そのわずか数か月後に発表したシングル「Heart To Break」は、ビルボードチャートが発表するUS Dance Club Songsではチャート入りを果たし、瞬く間に数千万単位のストリーミング数を記録しています。

2019年にはデビュー・アルバム『Clarity』を発表。同作品はThe Guardian、NME、Pitchfork、を始めとする様々な主要音楽メディアから高い評価を受け、Billboard、The New York Times、UPROXXなどでは2019年のベスト・アルバム一覧にも選出。アルバム『Clarity』を引っ提げて行った自身名義の北米・欧州ツアーは即完売。自身がインスピレーションを受けてきた90年代後半以降を中心に活躍してきたポップ・アイコンと同じようなポップスターになりたいと願っていたキムは、自らの手でポップ・ミュージック界では無視できないほどの存在へと成長していきます。そんなキム・ペトラスがアリアナ・グランデやテイラー・スウィフトらが所属するリパブリック・レコードと契約し、新曲「Future Starts Now」でメジャー移籍後初のリリースに至りました。

また男性として⽣まれたキムは、当時世界最年少の16歳で性転換手術を受け、女性に。キムの生まれたドイツでは法律により当時18歳からしか性転換手術を受けられなかったため、13歳から現地TVを中心に世界へ向けて自身の訴えを発信。世界から多くの支持する声が寄せられ、特例として手術を認められます。彼女の行動はLGBTQIA+コミュニティに多大なる勇気を与え、米・Pitchforkや英・The Sunなどからは「トランス・ポップ・スター」と評され、若くして同コミュニティからサポートされるアイコン的地位を確立しました。

【楽曲情報】
キム・ペトラス「フューチャー・スターツ・ナウ」 / Kim Petras “Future Stars Now”