何故ケンドリックが現代のアメリカで最も重要なアーティストと言われるのか?

2018.02.09 TOPICS

 

経歴

・1987年、米カリフォルニア州コンプトン出まれ(今年で30歳)。コンプトンとは西海岸でも犯罪率・貧困率が高く、ギャングも多いことで知られる地域。貧しく、荒廃した周囲の仲間達とは対照的にギャングには加入していなかったケンドリックは、高校生の頃から優等生を貫き、かつ、そのラップ・スキルで地元の有名人に。

・2012年メジャーデビュー・アルバム『グッド・キッド、マッド・シティー』が米アルバム・チャート初登場2位に。
・2013年米GQマガジンMen of the Year号で表紙を飾り<ラッパー・オブ・ザ・イヤー>に選ばれる。
・第56回グラミー賞で主要2部門を含む7部門でノミネートされる。
・第57回グラミー賞でシングル「i」が<ベスト・ラップ・パフォーマンス>と<ベスト・ラップ・ソング>を受賞。
・第58回グラミー賞でアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』が<ベスト・ラップ・アルバム>を受賞するなど、4冠を達成。
・MTV ヴィデオ・ミュージック・アウォード2017では最多6部門を受賞。
・第60回グラミー賞で主要3部門を含む7部門でノミネートされ5冠を獲得。

 

 

知っておくべき、ケンドリックのすごい所

●あのオバマ大統領もお墨付き!

2015年、オバマ氏は、ケンドリックの「ハウ・マッチ・ア・ダラー・コスト」を【今年のベスト曲】に選んだほどの大ファン。そして、自らケンドリックのことをホワイトハウスに招いてもいる。ちなみにケンドリックは、オバマ氏と対面したときのことを「まるで彼の本当の友達のような気分だった」と振り返っている。

●堅実メディアもこぞって報道する、その影響力!
ケンドリック・ラマ―の持つ影響力は各メディアでもすでに取り沙汰されており、2016年には3rdアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』の功績も称えられ、『TIME』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出。昨年、2017年には『Forbs』が選出する「影響力を持つ30歳以下の重要人物 30名」にも選ばれ、同誌の表紙を飾った。

●アメリカの現代社会を映すケンドリックのリリック
人種差別に起因した事故・犯罪や、警察による暴行が大きく取り沙汰され、アメリカで大きな問題となっている昨今。数年前から大きな高まりを見せる<ブラック・ライブズ・マター運動>では、ケンドリック・ラマーの「オールライト」がまるでアンセムのように歌われていた。「俺らは警察が嫌いだ。あいつらは俺たちなんて野垂れ死ねばいいと思ってる」という強烈な歌詞が、多くの人々の心に共鳴したよう。最新アルバム『ダム』でも、オバマが去ったホワイトハウスを嘆き、痛烈にトランプ政権を批判する箇所が。

 

知っておくべき、ケンドリックのすごい所

●これまでにゲットしたトロフィーは約80個!

2012年にメジャーデビューを果たして以来、この5年あまりの活動期間において獲得したトロフィーは約80にものぼる。グラミー賞やMTV Video Music Awards、全米有色人種地位向上協議会のイメージ・アウォードなど、その内容は様々だ。

●2017年米年間売り上げ1位を記録した『ダム』

CD、デジタル・アルバム、デジタル・トラック・ダウンロード、ストリーミング回数を合算した米年間売り上げチャートで見事1位に輝いた『ダム』

●48もの媒体から<年間1位>に選ばれた『ダム』。

その完成度の高さから、多くのメディアに絶賛された最新アルバム『ダム』。2017年の年末に発表された各音楽メディアによる<年間ベスト>では、計17もの音楽メディアが『ダム』を年間1位のアルバムに選出した。HIPHOP DXやComplexといったヒップホップ・シーンを代表するメディアはもちろんの事、PitchforkやSPIN、Rolling Stoneといったロック・ポップス系のメディア、そして、全米を代表するチャートであるBillboardまでもが『ダム』を1位に選び、改めてケンドリックのジャンルを超えた影響力の高さを証明した。

●ツアー会場ごとの稼ぎは一晩で100万ドル!

現在、2017年からスタートしている「The DAMN. Tour」のヨーロッパ公演を周っているケンドリック。2018年3月までに、北米とヨーロッパで計50か所以上を周るツアーだが、すでにアメリカではチケットの収益がツアーグッズの売り上げで一晩に100万ドル(日本円で1億円強)を稼いでいることが明らかに。彼の根強い人気がツアーの売り上げにも表れる結果に。
・ストリーミングで初週34.1億回再生された『ダム』
2017年4月に発売された『ダム』だが、音楽ストリーミング・サービス大手である
SpotifyとApple Musicでの再生回数はトータル34.1億回と発表された。ビルボード・チャートでももちろん初登場1位をマークし、アルバムの総売り上げは現時点で300万枚を数える。