BIOGRAPHY

ジョン・レジェンド / John Legend

(本名:John Roger Stephens)


ジョン・レジェンド(本名:John Roger Stephens)、1978年12月28日生まれ、アメリカ・オハイオ州出身のシンガーソングライター、プロデューサー、俳優、社会活動家。
EGOT(イーゴット:エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞/オスカー、トニー賞の4大アワード全てを受賞した人物)を達成した「初のアフリカ系アメリカ人男性」、そして「歴代達成者全16人のうちの1人」としての偉業を果たし、最も高い評価を得ているアーティストの1人である。

米オハイオ州スプリングフィールドに生まれ、幼少の頃からクラシックピアノやゴスペルに親しみ、地元の高校をわずか16歳で次席で卒業。優秀な成績から、ハーバード大学への入学許可や数々の奨学金のオファーを受けたが、最終的にペンシルヴェニアニア大学へ入学。大学時代には、全米トップの学生アカペラグループ「カウンターパート」のメンバー兼音楽監督を務めた。在学中にローリン・ヒルの傑作アルバム『ミスエデュケーション』(1998年)の「Everything Is Everything」でピアニストとして参加するなど、音楽家としての頭角を現す。
大学卒業後、経営コンサルタントとして働きながら音楽活動を続け、カニエ・ウェストと運命的出会いを遂げた。カニエが設立したレーベル「G.O.O.D.Music.」と契約し、2004年12月にアルバム『ゲット・リフテッド』(全米4位)でデビューを果たし、第48回グラミー賞最優秀新人賞を含む3部門を受賞する。2006年2ndアルバム『ワンス・アゲイン』(全米3位)、2008年に3rdアルバム『エヴォルヴァー』(全米4位)、2010年にはザ・ルーツとの全編コラボ・アルバム『ウェイク・アップ!』、そして2013年、自身初の全米1位シングル「オール・オブ・ミー」を収録した4thアルバム『ラブ・イン・ザ・フューチャー』(全米4位)を発表する。「オール・オブ・ミー」は全米レコード協会の歴史上でも高い認定を受けた曲として知られ、ジョン・レジェンドの代表作ともなっている。2021年、コロンビア・レコードからリパブリック・レコードへ移籍し、第一弾シングルとなる「ユー・ディザーヴ・イット・オール」を発表した。

またジョン・レジェンドは、アカデミー賞作品賞受賞の『それでも夜は明ける』サウンドトラック監修や、大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』への出演、NBC『ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ・イン・コンサート』のジーザス役を演じ、またプロデューサーとして、エミー賞の「バラエティ・スペシャル(ライヴ)部門」受賞、さらに自身の映像制作カンパニー「Get Lifted Film Co.」の代表を務め、映画分野でも大きな活躍をしている。
2015年にアメリカの刑事司法制度の改革を目指した「#FREEAMERICA」キャンペーンを立ち上げ、2021年には、人種的差別の影響を受けるコミュニティ支援を目的とした「HUMANLEVEL」を設立するなど、社会活動家としても積極的に取り組んでいる。