BIOGRAPHY
ジョン・コルトレーン
1926年9月23日、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ハイポイント生まれ。
10人兄弟の二番目で、家族は音楽に親交が深かった。父親はオルガニストで、母親は歌手だった。幼少期から音楽に親しんで育ち、テナーサックスを演奏するようになる。
1943年に高校を卒業した後、アメリカ海軍に入隊し、音楽隊で演奏。1946年に除隊してフィラデルフィアに戻り、ディジー・ガレスピーのバンドに加入する。この経験が音楽キャリアの出発点となり、才能を開花させる機会となった。
1955年、マイルス・デイヴィスのバンドに加入し、アルバム『Round About Midnight』などに参加。その後、自身のバンドを結成し、ピアニストのセロニアス・モンク、ベーシストのジミー・ギャリソン、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズら優れたミュージシャンたちが参加した。
モード・ジャズと呼ばれるスタイルの先駆者としても知られ、アルバム『Giant Steps』(1960)や『My Favorite Things』(1961)などのレコーディングで、モード・ジャズの要素を取り入れた作品を発表。また、その音楽はフリー・ジャズの要素も含んでおり、即興演奏における自由な表現を追求した。
一方で、音楽的な探求だけでなく、精神的な探求にも熱心だった。宗教的なテーマに取り組み、アルバム『A Love Supreme』(1965)では、神への讃歌として知られる壮大な作品を制作した。
1967年7月17日に胆管癌を患い、40歳で帰らぬ人となった。
短い生涯だったが、その音楽はジャズの領域を広げ、数々のミュージシャンに大きな影響を与えた。
コルトレーンの音楽は今日でも多くの人々に愛され続け、彼の名前はジャズ史上最も偉大なサックス奏者の一人として永遠に刻まれている。