BIOGRAPHY

Jamison Ross / ジェイムソン・ロス

 
1987年11月12日米・フロリダ州ジャクソンビル出身のヴォーカリスト/ドラマー。

祖父が営む教会で音楽への情熱を育み、そこで誠実な意思で音楽を届ける方法を身に付けたジェイムソンは、ダグラス・アンダーソン芸術学校に進学して本格的にジャズを学ぶ。
その当時の彼の姿は、全米の高校生ジャズ・バンドの大会“Essentially Ellington High School Jazz Band Competition”の裏側を追ったドキュメンタリー映画『CHOPS』のなかで見ることが出来、同映画はトライベッカ映画祭で入賞した。
2012年、フロリダ州立大学在学中にドラマーとしてエントリーした“セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション”でジャスティン・ブラウン、コリン・ストラナハンといった猛者を抑えて最優秀賞を獲得したジェイムソンは、コンコード・ジャズからデビューする権利を勝ち取る。
その後、2015年にニュー・オーリンズで制作したデビュー・アルバム『Jamison』が、グラミー賞のベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム部門にノミネートされ、ドラマーとしてだけでなくヴォーカリストとしての才能をも知らしめた。
また2016年6月には、ベッカ・スティーヴンス(vo)、マーク・ジュリアナ(ds)らと並んで、米DOWNBEAT誌発表の「ジャズの未来を担う25人」に選出された。
近年は、リーダー・バンドでのライブに加えて、大人気ジャズ・グループ、スナーキー・パピーのドラム・サポート等、多岐に亘る活躍をみせている。