INXSの音楽と楽曲をフィーチャーし、 ダンテの『Inferno』をリメイクしたショート・フィルム『Original Sin – The Seven Sins』が 公開決定

2021.07.16 TOPICS

INXSの音楽と楽曲をフィーチャーし、ダンテの『Inferno』をリメイクしたショート・フィルム『Original Sin – The Seven Sins』が公開決定。

主演はオータム・ミラーとトレヴァー・ジャクソン
日本時間7月17日(土)午前8時より48時間限定でVeepsにて独占配信
7月16日にプレミア公開と合わせてサウンドトラック・アルバムも発売(デジタルのみ)

映画のトレーラーはこちら
Original Sin Trailer on YouTube

 

INXSの楽曲をフィーチャーしたショート・フィルム『Original Sin – The Seven Sins』がストリーミング・プラットフォームVeepsで公開される。この『Original Sin – The Seven Sins』は、失恋したヒロインが七つの罪を乗り越えながら尊い「希望」を求めて旅をするという現代的なラブ・ストーリーである。このストーリーは世界的な人気を誇る伝説的なロック・バンドINXSの楽曲と共に綴られていき、最終的には若いヒロインが真実の愛を見つけ、彼女と共にこの世界も癒されることになる。
『Original Sin – The Seven Sins』のVeeps配信チケットは、こちらで販売中。

この映像作品はエイミー・ティンカム (https://www.amytinkham.com) が監督しており、ペトロール・レーベルの創設者/エグゼクティブ・プロデューサーのクリス・マーフィの情熱的なサポートで制作された。クリス・マーフィは、今年の初めに亡くなってしまったため、これは彼にとって生前最後のプロジェクトとなった。この作品は、イタリアの著名な作家ダンテ・アリギエーリの『Inferno』と「煉獄の七つの罪」 (高慢、嫉妬、憤怒、怠惰、貪欲、暴食、愛欲) を巡る精神的な旅を土台としている。今回のショート・フィルムは、女主人公ジェーンの視点からダンテの物語を新たに描き出している。21世紀のヒロインであるジェーンは新型コロナウイルスの流行の中で孤立しているが、自らの正しさを証明する手段と愛を探し続けている。

 エイミー・ティンカムは以下のように語っている。「INXSの楽曲を通じたストーリー作りをあの有名なクリス・マーフィから依頼され、本当に光栄でした。けれどもINXSのカタログは、まさに伝説的な素晴らしい楽曲ぞろいなので、どこからどう始めればいいのかわからず、私は途方に暮れてしまいました。そこで私は何週間も何週間も曲と向き合い、曲のほうから物語を語ってもらおうとしました。実のところ、これは幽体離脱のような体験でした。なぜなら、私が意識的に作るというより、楽曲や私たちが生きている時代がこの映画を作ったという感じがしたからです」。

 『Original Sin – The Seven Sins』は世界の現状を反映すると共に、「つながり」や「ロマンス」を求める普遍的な気持ちを表現している。このショート・フィルムは、ロックというジャンルを代表するバンド、INXSの象徴的で詩的な音楽と調和的に絡み合っている。七つの罪の壮大な物語は、作品全体を通して色彩、音響、イメージ、動きの狂想曲によってつなぎ合わされている。ヒロインは七つの罪を経験するが、最終的には愛する人と巡り会う。そして2人の愛は本人たちだけでなく、周りの世界をも癒していく。このショート・フィルムは脚本がなく、最小限のナレーションで構成されている。ここで語られるのはINXSの歌と音楽にインスパイアされた孤独と愛の物語であり、若い女性が七つの罪を通じて真の愛にめぐり逢い、自らの心を癒していくという物語である。

 INXSのカーク・ペンギリーは次のように語っている。「俺たちの曲がこんなにも美しく、また革新的なショート・フィルムにヒントを与えたということを光栄に思う。INXSは、音楽と映像の融合を常に探求してきた。また、世界的に活躍している新進気鋭のアーティストたちが俺たちの曲を、新たな解釈でリメイクしてくれたことにも感謝している。そうした”再創造ヴァージョン”は、このフィルムの完璧なサウンドトラックとなっている。この『Original Sin – The Seven Sins』は、クリス・マーフィが最後に情熱を傾けたプロジェクトだった。そのことを知ると、さらに感慨深くなる。彼が手掛けたこの感動的で刺激的なショート・フィルムを、ついにINXSのファンに見てもらうことができる。そのことに深く感謝したい。みんなに大音量で楽しんでもらいたいと思う……」。

 またINXSのティム・ファリスは次のように述べている。「INXSの曲をこのショート・フィルムに結実させたエイミー・ティンカムの芸術的なビジョンは、実に新鮮で本当に刺激的だ。それに世界で活躍するさまざまなアーティストたちも想像力を発揮し、俺たちの曲を新たな解釈で録音してくれた。そうした再創造ヴァージョンは、オリジナルを尊重しつつ、このフィルムを支える働きもしている。このような素晴らしいアーティストたちが俺たちの作品をカヴァーしてくれたことをとても光栄に思っている! 彼らの情熱と才能に畏敬の念を感じるほかない」。

 『Original Sin – The Seven Sins』で主役を務めているのは、イマジン・ドラゴンズの「Bad Liar」のミュージック・ビデオで一躍脚光を浴びた有名女優/ダンサーのオータム・ミラー、そしてシンガー・ソングライター、プロデューサー、俳優 (『Superfly』、『Grown-ish』、『American Crime』などに出演) という三つの顔を持つトレヴァー・ジャクソンである。ミラーとジャクソンは、個人的にも社会的にも多くの危険にさらされている時代の中で愛と救済を求める人間の不屈の精神を象徴している。またこのフィルムでは、11歳でパリ・オペラ座バレエに入団し、現在はシカゴのジョフリー・バレエ団に所属する天才児ファブリス・カルメルズが「天使」の役を演じ、ひとつひとつの罪を見事なパフォーマンスで表現している。

 7月16日には『Original Sin – The Seven Sins』のサウンドトラック・アルバム (全13曲を収録) もリリースされる。このアルバムにはINXS関連の楽曲が多数収録されており、このバンドの代表曲を新たな解釈でリメイクしたドラマティックなニュー・ヴァージョンも収められている。オーストラリアの女性シンガー、ジョージ・アリスが吹き込んだ刺々しい「Suicide Blonde」、世界的な人気を得ているエレクトロ・ポップのスター、ロアンによる、この世のものとは思えないフランス語のリード・ヴォーカルが聴ける「Mystify」は、ともにその一例である。エリック・バードン&ウォーの1970年の名曲をマイケル・ハッチェンスがスペイン風のアレンジで情熱的にカヴァーした「Spill The Wine」、トリッキーのラップがフィーチャーされた「Mediate」、スウェーデンのイーダ・レディグが熱いヴォーカルを聴かせる「Taste It」と「Kill The Pain」、切々と訴えるようなトレヴァー・ジャクソンの「Need You Tonight」などもハイライトに数えられよう。このフィルムでは、グラミー賞受賞歴を持つペトロール/INXSのエグゼクティブ・ミュージック・プロデューサー、ジャイルズ・マーティンがエイミーと共同でオリジナル・コンセプトを構成。アカデミー賞を受賞したサウンド・エンジニア、クリス・ジェンキンズがサウンドトラック用の5.1ch オーディオをミックスしている。

この『Original Sin – The Seven Sins』のサウンドトラックは、主要なデジタル・プラットフォームで7月16日から配信される。

 また厳選された8種類のプレイリストが配信中で、そのうち7種類は”Sin (罪) “をテーマとしたINXSのプレイリスト、そして最後のプレイリストは”Hope (希望) “を表現した内容となっている。これらのプレイリストは6月28日より8月にかけて毎週配信され、INXSの大ヒット・シングルや隠れた名曲が多数収録されている。

プレイリストはこちら。

<サウンドトラック・アルバム収録曲>
ORIGINAL SIN: THE SEVEN SINS - SOUNDTRACK  [digital version]

Drum Opera - performed by Jon Farriss (INXS)

1. Drum Opera - performed by Jon Farriss (INXS)
2. Let it Ride - performed by INXS
3. Kill The Pain - performed by Ida Redig
4. Never Tear Us Apart - performed by Global Network & Sophia Amato
5. Mediate - performed by Tricky & INXS
6. Suicide Blonde - performed by George Alice
7. Mystify - performed by Loane & INXS
8. What You Need - performed by Wyatt Stromer & Eric Stromer
9. Spill The Wine - performed by Michael Hutchence
10. Taste It - performed by Ida Redig
11. Don’t Change - performed by Vimala & Aden Jaron
12. Need You Tonight - performed by Trevor Jackson & Wyatt Stromer
13. New Sensation - performed by Alterboy
 
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