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THE MUSIC来日公演まであと1ヶ月!来日を記念して、未公開インタビューUP!

2011.03.10 TOPICS

  Special
Interview 01

THE MUSIC 来日公演まであと1ヶ月!来日を記念して、未公開インタビューUP!

――アルバム発売後初来日となりましたが、フリロックは如何でしたか。

アダム:最高だったよ。フジロックに対する自分達の思い入れが強い分、完璧なライヴをやりたいという自分達の期待に答えるのは大変だけ ど、満足のいくライヴができたと思っている。観客の反応も素晴らしかったし、1万人もの人達が詰めかけて、入場制限がかかったってことも、嬉しかった。

――ロブはMCでザ・ミュージックの音楽は感じるものだと話していましたが、観客との一体感は感じられましたか。

ロブ:一体感はあったと思うよ。自分達のライヴで一番鍵となっているのはエネルギーで、それは言葉の壁を超えるものだと思う。自分達も説明できないものだけど、日本のファンはわかってくれているみたいだ。ありがたいと思っている。

――ホワイト・ステージの感想は?

アダム:良かったよ。

スチュ:思っていたよりもずっと大きかったよ。前にフジに出た時に他のバンドがあのステージで演奏するのを見たけど、どれも自分達の時程パンパンじゃなかった。ステージも場所も凄くいいし、見に来てた人達も凄く盛り上がってくれたし、いいステージだったよ。

――今回のフジで新しい発見は?

アダム:今回は会場のかなり奥まで探索してみたんだ。なんていうところだったっけ。

スチュ:オレンジなんとかってところじゃなかったっけ。

アダム:そうそう。小さいテントの中で60人くらいの人達がみんな太鼓を叩いてた。あんなに奥まで行ったのは初めてだった。現実離れしている感じではあったけど楽しかったよ。

スチュ:タコライスも食べた。

――誰かのライヴを見ましたか?

アダム:会場に到着すると同時にアンダーワールドのライヴが始まったから、それを4分の3見れて、凄く良かった。でも次の日はほとんど 一日中取材があったから、ほとんど何も見ていない。自分達のライヴの前にCSSを見に行ったメンバーもいたけど、ほんの少ししか見れなかった。これまでは 3日ないしは4日間通していることが多かったけど、今年はライヴの前日入りしたってことで、あまり他のライヴは見れなかった。まあ、また来年があるからい いさ。

――フジに来る前に韓国のフェスに出演しましたが、どうでしたか。

スチュ:素晴らしかったよ。驚いたくらい。初めての韓国で、あれだけの反応が得られたってのは、本当にびっくりした。以前ポーランドでも同じように、一度しか行ってないのに凄くお客さんが盛り上がったということがあった。良かったよ。

――日本のお客さんと比べてどうでしたか?

アダム:規模としてはずっと小さいけど、観客自体は凄く熱かったよ。ほとんどの人達が初めて見に来ているわけだけど、凄い盛り上がり だった。観客の中にはイギリス人も数人いたみたいだったし。嬉しかったよ。行く前は正直「どうかな」という不安もあったからね。行ってみたら凄く納得が いった。初めて行った場所でライヴ中お客さんがただぼーっと突っ立ってるだけ、という経験もしてきたけど、そんなんじゃなかった。

――韓国の食べ物はどうでしたか?

アダム:焼き肉はもちろん食べた。

ロブ:世界中を回っていて、行く先々で新しい地元の食べ物に挑戦するのって怖いんだよね。慣れないものを食べて、ただでさえ長い帰りの飛行機の中で具合が悪くなったら最悪だからね。

――本場で食べた焼き肉の味は如何でしたか。

アダム:まあまあだったよ。

ロブ:タレが濃かったかな。

――日本と比べてどうでしたか。

アダム:日本で食べた焼き肉のほうが美味しいと思った。

ロブ:俺も。俺も。

アダム:まあ、1軒しか行ってないから一概には言えないかもしれないけど、日本の焼き肉のほうが自分達は好きだな。

――新しいシングルの「スパイク」について、どんな曲ですか。

アダム:アルバム制作のかなり早い段階にできた曲で、みんなが凄く気に入っていた曲。アルバムの中でも「ストレングス・イン・ナンバー ス」は歌詞の中でバンドの精神面を凄く表現している。で、「スパイク」は音楽的に勢いとか激情といった自分達の中にまだある若さを現していると思う。

ロブ:歌詞では、エネルギーとパワーを伝えようとしている。歌のメロディや歌詞ができる前の段階でアダムが作ってきたものを聞いて、閉鎖感のある所から一気に力強く、激しいサビにいくようなイメージを持った。

――アルバムのアートワークに日本で撮られた写真を使用した理由は?

アダム:ファースト・アルバムのアートワークと同じアーティストにお願いしたんだ。彼の作品がみんな好きでね。2枚目は違う人だったか ら、また彼と一緒に仕事がしたかった。で、彼の作品をいろいろ見せてもらったら、ここ最近のものに、世界中を旅して、行った先で「移動静止画」という手法 を使った写真を撮ったものがあったんだ。見ての通り、動きのある写真。そのシリーズを見せてもらって、凄く気に入って、その中でも特に東京で撮ったものが 気に入ったんで、凄く自然な成り行きで決めた。東京に限らず日本は自分達にとっても特別な場所だってことも当然あったけど、まずは、作品を見た時にイメー ジがジャケットのアートワークとして象徴的でピッタリだと思った。

――今回の来日でオフはどのように過ごしましたか。

アダム:飲んだ。(笑)

――他に観光とか、新しく行った場所とかは?

アダム:観光というほどじゃないけど、その辺を歩き回ったよ。

スチュ:毎度のことだけど、東急ハンズに行って、大金を使った。

――もう日本にも何度も来ていますが、日本の一番の魅力は?

アダム:活気じゃないかな。特に都市部のね。田舎のほうはほとんど行ったことがないから、どんなかわからないけど、ツアーで行った都市 はどれも活気に満ちていて、ロンドンと通じるものもあるんだけど、そのもっと拡大版で、人も日本のほうがずっと親切。変な威圧感がない。あとこれまで凄く 印象に残るライヴもたくさんやってきたってのも大きい。日本のファンの熱い反応があったからこそ、何度も戻ってきたいと思うんだ。

ロブ:日本が凄く面白いと思うのは、多少予備知識がある場所に行くと、何処に行けば良くて何処は避けたほうがいいとかってわかるんだけ ど、そういう予備知識が全くない場所に行くと、危険があることも知らないからアダムが言ったように変な威圧感を感じることなく、普段よりも大胆になれるせ いか、全てが新鮮に感じる。イギリスだと、何処に行っても飽きて当たり前になってしまっているんだ。

――日本で未だに解せないことって?

ロブ:たくさんあるよ。全く違う文化からいきなりやってくると、もう日本には7、8、9回くらい来てるけど、本当に複雑で、まだまだ理解できないことだらけだよ。

アダム:一つ今でも解せないことがあるんだけど、買い物をした時にお金を小さなカゴに入れなきゃいけないあれ。店員に手渡ししようとお 金を差し出しても、カゴに入れろと言われる。「直接手渡しして何がいけないっていうだ?」って思う。でもって、おつりもまたその小さいカゴに入ってくるも んだから、「直接手に入れてくれたほうがよっぽど手間がかからないだろ!」って思っちゃうんだ。

――11月のツアーで来た時にこれだけはやっておきたいってことは?

アダム:もっといろんな場所を見てみたいかな。まあ、毎度のことだけど移動が多くてなかなか時間がないんだろうとは思うけど、いろんな場所に行けることは間違いない。日本のちゃんとしたツアーは本当に久しぶりになるから、ツアーすること自体が一番の楽しみだよ。

――今回初めて仙台に行きますが、仙台については何か知っていますか。

全員:いや。

スチュ:何処にあるの?

――東京からちょっと北に行ったところです。

スチュ:じゃあ、寒いんだ。

アダム:11月だと札幌はもう雪が降っているの?

――おそらく、もうかなり寒くなっているのではないかと。仙台は牛タンが有名なのですが。

全員:なるほど。

――あと野球チームとサッカー・チームが盛り上がってます。

全員:へぇ。いいね。

――11月のライヴはどんなものになりそうですか。

ロブ:新作のアルバムからあと1、2曲くらいセット・リストに入れようと思っている。とにかく毎回最高のライヴにしたくて全力でやって いる。新しい要素も取り入れたいとは思っているけど、今はとにかくツアーが忙しくて、なかなかその時間がない。最高のライヴができるよう頑張るよ。

――日本のファンに向けたメッセージをお願いします。

フィル:フィルです。フジロックでのライヴを自分達にとって生涯最高の夜にしてくれて、みんなありがとう。

アダム:ずっと応援し続けてくれてありがとう。フジロックに来てくれて、それからアルバムを買ってくれてありがとう。11月にまた戻ってくるから、またみんなに会えるのを楽しみにしている。ライヴで新曲をやるのも凄く楽しみだよ。いつもありがとう。

スチュ:日本のファンのみんなに心からありがとうと言いたい。みんなの忠誠心に感謝しているし、日本に来る度凄く歓迎されていると感じる。今回フジロックでのライヴも見に来てくれて本当にありがとう。11月にまた会おう!

ロブ:今度のアルバムでも引き続き応援し続けてくれてみんなありがとう。アルバムを楽しんでくれていることを祈っているよ。フジロックは俺達全員にとって素晴らしい経験になった。本当にありがとう。11月のツアーでまた会えるのを楽しみにしているよ。

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