BIOGRAPHY

グレゴリー・ポーター / GREGORY PORTER


カリフォルニア生まれ。
ナット・キング・コール、ダニー・ハサウェイ、マーヴィン・ゲイ他、数々のシンガーから影響を受けて個性を確立。
ウィントン・マルサリス、ヒューバート・ロウズ、ニコラ・コンテ等と共演する一方で、ミュージカルやTVにも活動の場を広げた。

2010年にアルバム『ウォーター』でデビュー、2012年にセカンド・アルバム『ビー・グッド』をリリース。収録曲「リアル・グッド・ハンズ」がグラミー賞ベスト・トラディショナルR&Bパフォーマンスにノミネート。各プレスで“ベスト・オブ2012”として名を連ね、NPR “ベスト・ミュージック・オブ2012”、“100フェイヴァリット・ソングス・オブ2012”、iTunes“ジャズ・アルバム・オブ・ジ・イヤー”、Soul Train’s “Top 10 Albums of 2012”に、Soul Tracks “Album of the Year”に選ばれる。

2013年にブルーノートからメジャー・デビュー・アルバム『リキッド・スピリット』をリリースすると大ヒットとなり、ミリオン・セールスを達成。ストリーミングも2,000万回を超え、世界で最もストリーミングされたジャズ・アルバムという記録を打ち立てた。2014年のグラミー賞でベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムを受賞。収録曲「ヘイ・ローラ」は、ベスト・トラディショナルR&Bパフォーマンス部門にノミネートされた。
2015年にはエレクトロ・ダンス・ユニット、ディスクロージャーとのコラボ曲「ホールディング・オン」が大ヒット。
2016年にリリースしたブルーノート2作目『希望へのアレイ』でも2017年グラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムを受賞、その実力・人気を確固たるものとした。
2017年にナット・キング・コールのトリビュート作品『ナット・キング・コール&ミー』をリリース、コールのソングブックを通じて自身の人生を語った名カヴァー・アルバムとの評を各国で得た。英国女王の前でのに演奏、BBCでTVシリーズ‘Gregory Porter’s Popular Voices’という番組を持つなど活動の幅も広げ続けている。

2018年7月には、NASAの火星探査機「パーセヴェランス」の打ち上げ前のセレモニーで歌唱パフォーマンスを史上初めて行う。この模様はNASA TVなどで中継され、数百万人が視聴した。当日歌唱した愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」は同年末に配信リリースされた。
2020年リリースの自身5枚目のオリジナル・アルバム『オール・ライズ』が2021年グラミー賞最優秀R&Bアルバムにノミネート。

ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせるまでは、ニューヨークでシェフとして腕を振るった過去があり、2021年5月には料理番組シリーズ『ポーターハウス』が配信。カリフォルニア州ベーカーズフィールドの自宅キッチンで撮影され、息子を交えリラックスしたムードの中、プロ顔負けの腕を披露しつつ、様々なエピソードを調理中に披露している。

2021年、キャリア初のベスト・アルバム『スティル・ライジング』をリリース。収録曲「ラヴ・ランズ・ディーパー」は、英国ディズニーのクリスマス・キャンペーン動画「The Stepdad」に使用された。
2022年7月にアルバム『オール・ライズ』収録の「エヴリシング・ユー・タッチ・イズ・ゴールド」のリミックスをリリース。Lofi界を代表するプロデューサー3人Pandrezz、Epektase、j’sanの名前を合わせたEpekdrezzanがリミックスを担当している。