BIOGRAPHY

FOUR YEAR STRONG / フォー・イヤー・ストロング


Bio FOUR YEAR STRONGはニュー・アルバムの制作にあたって、かなりのリスクを背負った。モダン・パンクやポスト・ハードコアのしきたりに固執するより、このマサチューセッツ州出身の4人組、ダン・オコナー(Vo, g)、アラン・デイ(Vo, g)、ジョー・ワイス(ベース)とジェイク・マスッコ(ドラムス)は『Decaydence/Universal Republic』から11月8日にリリースされるニューアルバム「IN SOME WAY, SHAPE OR FORM」で全く新しい領域に挑戦した。

彼らは新しい楽曲の曲作りとレコーディングについてためらいや不安、恐怖など感じることはなかった。素直なハードコアのアティテュードをふんだんに取り入れつつ、インディ特有の感情移入を少しだけ組み込んだヘヴィなロック・アルバムを生み出すことができた。

マルチ・プラチナムで賞を獲得したプロデューサー、デイヴ・ベンデス(PARAMOAH、PAPA ROACH)はそんな彼らの自己発見、感情と成長を新たなレベルに達するように仕向けた。彼らは2011年1月にニュージャージーにあるベンデスのスタジオにこもって「IN SOME WAY, SHAPE OR FORM」のレコーディングを始めた。

「より深い感情や過去に避けてきた内容に触れられるように自分たちを駆り立てた」とデイは言う。「バンドの全体的なヴァイブは以前から明るいものだったけど、今回はもっとダークでより重みのあるメッセージを持つようにした。僕たちは大分成長したし、何を書いてもFOUR YEAR STRONGなので、自分たちを箱に閉じ込める必要がないことに気づいたんだ」とオコナーが加える。「この「IN SOME WAY, SHAPE OR FORM」は今までで一番いい作品になった。壮大で幅広いアルバムにしたくて、希望通り作ることができたんだ。アルバムの中のすべての要素が本物なんだ。何もかもさらけ出すことでリスクを背負っている。型にはまるのではなく、破ろうとしたんだ。」

このアルバムからのファーストシングル”Just Drive”はモダン・ロック・ラジオで「モースト・アデッド」で紹介され、『REVOLVER MAGAZINE』のオンライン・ポータルで封切られた。「困難な出来事が迫ってきても、「どうでもいい」と言って、思いっきり人生を生きることを歌にしている」とオコナーは言う。”Just Drive”は力強い、メロディアスなトラックで、感情的で頭から離れないようなコーラスが聴きどころだ 。また、”Stuck In The Middle”には叩きつけるような興奮したエネルギーが弾けている。大きなドラム・ビートに殴打するリフの”The Security Of The Familiar, The Tranquility Of Repetition”は刺激的なナンバーで、魅惑的なフックのある”Heaven Wasn’t Built To Hold Me”や”The Infected”は何度も繰り返して聴きたくなるトラックだ。

2007年にアイ・サレンダー・レコードからデビューしたFOUR YEAR STRONGはビルボードのヒートシーカー・チャートに31位でチャートインした。FALL OUT BOYのピート・ウェンツが彼らのユニークなハードコア、ポップパンクとインディ・ロックのハイブリッドを気に入り、2008年2月に彼のレーベル『Decaydence』と契約させた。2009年に「ENEMY OF THE WORLD」がリリースされ、一週間で12,000枚の売り上げを記録し、ビルボードトップ200に40位でデビューした。続いて同じ年に「EXPLAINS IT ALL」もリリースした。

そしてFOUR YEAR STRONGは2011年11月号の『Alternative Press』の表紙を飾り、彼らはこの雑誌が毎年秋に開催する有名な『AP』ツアーのヘッドラインをすることが予定されている。RISE AGAINST、BAD RELIGION、NEW FOUND GLORYなどとツアーの経験豊富な彼らのライブは騒々しく、激しく、荒々しいことで知られているが、どんなオーディエンスも熱心なファンにしてしまう魅力を持つバンドである。

「IN SOME WAY, SHAPE OR FORM」で確実に型を破った彼らについて、デイは「これが僕たちがしていることなんだ。好きになろうと、嫌いになろうと、僕たちはFOUR YEAR STRONGだ」とまとめている。