BIOGRAPHY

EVERLAST(エヴァーラスト) a.k.a ERIK SCHRODY (エリック・シュローディー)


 アメリカ西海岸サンフェルナンド・ヴァレー出身。  アイスT主宰のライム・シンジケート(RHYME SYNDICATE - 西海岸ラップ集団)の一員としてデビューし、90年に『FOREVER EVERLASTING』をリリース。のちLEOR “DJ LETHAL” DIMANTとDANNY “DANNY BOY “O’CONNERとともにHOUSE OF PAIN(ハウス・オブ・ペイン)を結成し、セルフ・タイトル・アルバムをリリース、シングル’JUMP AROUND’で大ブレイクを果たす。ギターリフが独特のハードロック・バンドHELMETとタグを組み’JUST ANOTHER VICTIM’(プロデュース;BUTCH VIG。ストリート・ギャング映画『JUDGEMENT NIGHT』サントラに収録)でロックとラップを融合させ90年代のオルタナ/ラップ・シーンを騒がせた。ちなみに本人もこの映画にも出演している。

 1992年から1996年までの5年間をハウス・オブ・ペインのメインMCとして活躍。しゃがれ声の暴れん坊白人Bボーイとして知られていたエヴァーラ ストはハウス・オブ・ペインのメンバーとして3枚のアルバムをリリース後、マイクをギターに持ち替えてソロの道へと進む。彼の2作目となった『ホワイ ティー・フォード・シングス・ザ・ブルース』(98年)のレコーディング最終日にタバコとストレスがピークに達し、幼い頃から持病だった心臓が悪化、緊急 手術をする羽目になった。死の淵から奇跡的に生還し、その後にリリースされたこのアルバムはトータル・セールス300万枚を突破。ラップやブルース、ロッ クやソウルといった音楽のジャンルの垣根を大胆に越えた意欲的なアルバムとして世界的に注目を浴びたのだった。2000年に3rdアルバム『EAT AT WHITEY’S』をリリースし、3年半のブランクを経て通算4枚目のオリジナル・アルバムがいよいよISLAND / DEF JAMよりリリースされる。今作は前作に比べよりカントリーの影響を受けており、ウェイロン・ジェニングズやウィリー・ネルソン、ジョニー・キャッシュな どを意識してアルバム制作に取り込んだとのこと。

[Discography]
Eat At Whitey’s (Tommy Boy, 2000)
Whitey Ford Sings The Blues (Tommy Boy/Deluxe Entertainment, 1998)
Forever Everlasting (Warner Bros. Records Inc., 1990)