故クリス・コーネル最後のスタジオ・アルバム『ノー・ワン・シングス・ライク・ユー・エニモア』のCDが本日リリースされた。
録音は2016年、クリスが影響を受けた10曲のカヴァー・ヴァージョンを収録。選曲も曲順決定も自ら行った。演奏はクリス・コーネルとブレンダン・オブライエン、オブライエンはプロデュースとミックスも担当。

昨年7月20日クリスの誕生日にリリースされ初の全米ロック・ラジオ・チャート1位を獲得した、ガンズ・アンド・ローゼズ「ペイシェンス」のカヴァーも収録されている。クリスはこの曲を2016年3月にLAのHenson Studiosで録音した。オリジナル・アルバム制作中に、ガンズ・アンド・ローゼズの大ファンである娘のトニーに「ペイシェンス」の弾き方を教えていたクリスは、当時再結成を発表したばかりのガンズ・アンド・ローゼズへのトリビュートとして、自分のヴァージョンをレコーディングしていた。
トニー・コーネルは『ノー・ワン・シングス・ライク・ユー・エニモア』についてこのようにコメントしている。

「このアルバムは私の父を、そして父に影響を与えたすべてを表しています。私の音楽への愛も父に影響を与えていたのはとても嬉しいです。
父は音楽への愛を教えてくれました。私が父と同じ音楽の道を歩んでいるのを見て、誇りに思ってくれていると思います。
私はこのアルバムの中にいる父を誇りに思います。ここで一緒に聴くことができたらどんなによかったでしょう。
私たちは父を愛しています、会えなくて寂しいです。もう誰もあなたのようには歌わないのです」

『ノー・ワン・シングス・ライク・ユー・エニモア』

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収録曲：
1. Get It While You Can　　愛は生きているうちに
2. Jump Into The Fire　　ジャンプ・イントゥ・ザ・ファイアー
3. Sad Sad City　　サッド・サッド・シティ
4. Patience　　ペイシェンス
5. Nothing Compares 2 U　　愛の哀しみ
6. Watching The Wheels　　ウォッチング・ザ・ホイールズ
7. You Don’t Know Nothing About Love　　ユー・ドント・ノウ・ナッシング・アバウト・ラヴ
8. Showdown　　ショウダウン
9. To Be Treated Rite　　トゥ・ビー・トゥリーテッド・ライト
10. Stay With Me Baby　　ステイ・ウィズ・ミー

＜各曲のオリジナル＞
1. ジャニス・ジョプリンで有名
2. ニルソン
3. ゴーストランド・オブザーヴァトリー
4. ガンズ・アンド・ローゼズ
5. シネイド・オコナー、プリンス作
6. ジョン・レノン
7. カール・ホール
8. エレクトリック・ライト・オーケストラ
9. テリー・リード
10. ロレイン・エリスン