カルロス・マリンの最初と最後のソロ・アルバムをセットにした日本独自企画によるスペシャル・トリビュート・アルバム『ポートレイト+カリート』12月10日(水)発売決定!!

2025.11.04 TOPICS

 

この素晴らしい歌声は永遠に不滅!!
いまなお日本でも熱狂的な人気を誇るイル・ディーヴォの元メンバーで、
2021年12月に急死したカルロス・マリンの
最初と最後のソロ・アルバムをセットにした
日本独自企画によるスペシャル・トリビュート・アルバム
『ポートレイト+カリート』 12月10日(水)発売決定!!

世界を魅了した圧倒的な歌声!! 2021年に急逝したカルロス・マリンが生前に録音した
最初と最後のアルバムをセットにしたCD2枚組。
生前のカルロスの貴重なプライベート写真を含む三つ折りのミニ・フォト・ブック(6面蛇腹式)付

 

全世界で3,500万枚以上のレコード・セールスを記録し、世界各国のヒット・チャートで50回以上のナンバーワンを獲得、数々のゴールド・ディスク、プラチナ・ディスクを獲得しているイル・ディーヴォの元メンバーで、2021年12月にツアー先のイギリスの病院で急死した世界的バリトン歌手、カルロス・マリンの最初と最後のソロ・アルバムをセットにした日本独自企画による追悼盤『ポートレイト+カリート』が、12月10日(水)に発売決定。カルロスは、イル・ディーヴォの中心メンバーとして活躍していた2020年にユニバーサル ミュージックとソロ契約を結び、その年の10月にソロ・アルバム『ポートレイト』をリリース。このアルバム発売に合わせたプロモーション来日や2021年1月には4年ぶり通算2度目となるソロ来日公演も決定していました。
 しかし、当時の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、予定されていた2020年10月のプロモ来日、さらに2021年1月の来日公演は中止。2021年12月にイル・ディーヴォのクリスマス・ツアーをイギリスでスタートさせた直後に、カルロスもコロナに感染し、同年12月19日、マンチェスターの病院で急逝。享年53歳でした。
 カルロスが参加したイル・ディーヴォのアルバム『フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ』がリリースされたのは2021年7月でしたが、実はカルロスの生前最後のレコーディングとなったのは彼のソロ・アルバム『ポートレイト』のほうで、発売後にはグループ活動と並行して、ソロ・ツアーの準備にも精力的に取り組んでいました。
 カルロスの急死以後、毎年10月13日の彼の誕生日には世界中の多くのファンがスペインのマドリードにあるお墓を訪れ、追悼のイベントなども開催されています。そして、カルロスの遺族のもとには、いまもなお日本の多くのファンから手紙が寄せられているといいます。そこで、カルロスの実母マグダレナ・メンチェロ、そして実姉のロージー・マリンの「いまもなおカルロスを忘れないで愛し続けてくれている日本のファンに、何かスペシャルな追悼盤のようなアルバムをリリースできないか」という思いから、没後4年の命日を前に、カルロスが生前に録音した最初と最後のアルバムをセットにした追悼盤『ポートレイト+カリート』のリリースが実現。日本初発売となる『カリート』は、1981年にオランダでリリースされた、カルロスが12歳の時に録音した最初のアルバムです。アルバム・タイトルの『カリート』は、スペイン語で“カルロス”の愛称を意味する言葉。ナポリ民謡や当時のヨーロピアン・ポップスなどをベースにした、12歳のカルロスが歌う明るいポップ・ソングが満載されていますが、すでにこのアルバムでも圧倒的な歌唱力で知られる彼の才能の片鱗がうかがえる内容となっています。
 カルロスの生前最後の録音となった『ポートレイト』は、カルロス自身が歌いたいと思った歌を集めて、自身の色に染めなおしたカヴァー集。エアロスミスの「ミス・ア・シング」、リック・アストリーの大ヒット「ギヴ・ユー・アップ」、ワム! featuring ジョージ・マイケル名義でリリースされた「ケアレス・ウィスパー」、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、映画「フットルース」の”愛のテーマ”としておなじみの「パラダイス~愛のテーマ」など、彼独特の歌声で自身の色に染めなおした秀逸なカヴァー全10曲を収録。
今回発売される『ポートレイト+カリート』には、カルロスの母マグダレナ・メンチェロ、そして姉のロージー・マリンから日本のファンのみなさんに向けたメッセージも、日本語解説書に掲載。遺族が提供してくれたカルロスの貴重なプライベート写真を含む三つ折りのミニ・フォト・ブック(6面蛇腹式)も商品内に封入されます。

12月10日(水)発売

カルロス・マリン CARLOS MARIN
ポートレイト+カリート PORTRAIT+CARLITO

UICY-16352/3  4,840円(税込)
SHM-CD仕様
レーベル: USM JAPAN

【収録曲】
DISC 1: ポートレイト 
①ミス・ア・シング I DON’T WANT TO MISS A THING
*エアロスミスによる映画「アルマゲドン」(1998年)のテーマ曲のカヴァー
②ザ・ベスト THE BEST
*ボニー・タイラー(1988年)、ティナ・ターナー(1989年)のヒット曲のカヴァー
③ギヴ・ユー・アップ NEVER GONNA GIVE YOU UP
*英米でNO.1に輝き、世界中で爆発的ヒットを記録したリック・アストリーによる1987年のヒット曲のカヴァー
④ケアレス・ウィスパー CARELESS WHISPER
*ワム! featuring ジョージ・マイケル名義で1984年にリリースされ、英米をはじめ、25ヵ国 でNO.1を記録したヒット曲のカヴァー
⑤君の瞳に恋してる CAN’T TAKE MY EYES OFF OF YOU
*フォー・シーズンズのフロントマン、フランキー・ヴァリが、1967年にソロ名義で大ヒットさせた名曲のカヴァー
⑥恋に落ちた時 When I Fall In Love
*ナット・キング・コールが1956年にリリースした名曲のカヴァー
⑦キャント・ストップ・ザ・フィーリング!  CAN’T STOP THE FEELING!
*ジャスティン・ティンバーレイクによる映画「トロールズ」のテーマ曲のカヴァー。
⑧ユー・アー・ソー・ビューティフル YOU ARE SO BEAUTIFUL
*ジョー・コッカーが1974年に大ヒットさせた名曲のカヴァー
⑨ボヘミアン・ラプソディ featuring イノセンス
BOHEMIAN RHAPSODY featuring INNOCENCE
*クイーンが1975年に発表し、イギリスでは9週連続NO.1に輝く爆発的ヒットを記録した名曲のカヴァー。
⑩パラダイス~愛のテーマ featuring イノセンス
ALMOST PARADISE…LOVE THEME FROM FOOTLOOSE featuring INNOCENCE
*ラヴァーボーイのマイク・レノ&ハートのアン・ウィルソンによる映画「フットルース」の”愛のテーマ”のカヴァー。

DISC 2: カリート CARLITO
1. ママ、勇気を持ち続けて LIEVE MAMMA, HOU MOED (van Acker)
Published by Benelux Music
2. 可愛いルチア KLEINE LUCIA (van Acker)
Published by Benelux Music
3. ティリトンバ TIRITOMBA (van Acker)
Published by Benelux Music
4. 大好きなママへ MIJN LIEVE MAMA MI QUERIDA MAMA (T. Franchesco/S. Marty)
Copyright Control
5. 美しき瞳 DE MOOISTE OGEN VISSERSMEISJE (van Acker)
Published by Benelux Music
6. ああ、休暇よ OH, DIE VAKANTIETIJD CHIANT-LIED (G. Winkler/J. Hoes)
Published by Meisel/Dutchy/R. Siegel Jr.
7. スペインを夢見て IK DROOM VAN SPANJE (van Acker)
Published by Benelux Music
8. エン・リート(歌) ’N LIED (van Acker)
Published by Benelux Music
9. マンマ MAMMA (C.A. Bixio/A. Beuving)
Published by Basart/Bixio Milaan/B. Cherubini/Hermany
10. グラナダ GRANADA (Augustin Lara/Dunk)
Published by Peer Int. Corp./Peer Holland
11. 優しいお祖母ちゃん OMAATJELIEF (van Acker)
Published by Benelux Music
12. メキシコ MEXICO (Lopez/J. Hoes)
Published by Royalty Paris
13. オー・ソレ・ミオ* OH SOLE MIO*
Published by Benelux Music
14. 大好きなママへ(スペイン語ヴァージョン)* MI QUERIDA MAMA*
Copyright Control

*ボーナス・トラック

Produced by Johnny Hoes
Arranged by Martin de Haeck
Technician: Paul Hougardy

 
 
カルロス・マリン / バイオグラフィー

バリトン。アルフレード・クラウス、モントセラート・カバリェ、そしてジャコモ・アラガルといった巨匠たちから、彼は指導を受けてきた。

1968年10月13日、独ヘッセン州リュッセルスハイムで、スペイン人の両親のもとに生まれたカルロス・マリン。彼は今、ポップ・オペラ音楽グループ、イル・ディーヴォ(Il Divo)のメンバーとして、世界的にその名を知られている。

マドリード(スペイン)で教育を受けた彼の音楽的なキャリアの始まりは、まだ幼い子供だった頃に遡る。 8歳の時、彼は初のリリース作品となる、Father Abrahamがプロデュースを手掛けた『Elpequeño Caruso』(※”小さな歌劇王”の意。伝説的オペラ歌手カルーソーに由来)をレコーディング。その中で彼は、「O Sole Mio」や「Granada」などの古典的名曲を歌い上げた。

カルロスが10歳のとき、彼にとって2枚目のリリース作品となるシングル「Mijn Lieve Mama」(大好きなママへ)をレコーディング。彼がピアノと音楽理論を学び始めたのは、この頃のことである。
12歳のとき、カルロスは初めてのソロ・アルバム『カリート』をオランダでリリース。また、スペインに居を移した彼は、TVE(スペイン国営放送)の『Gente Joven』や『Nueva Gente』をはじめ、幾つかのコンテストTV番組で優勝。さらに、ヘスス・エルミダ(Jesús Hermida)、マリア・テレサ・カンプス(María Teresa Campos)、ニエベス・エレーロ(Nieves Herrero)といった面々が司会を務めた朝の人気番組『ポル・ラ・マニャーナ』(※“イン・ザ・モーニング”の意)等に出演、オーケストラの伴奏で生歌を披露し始めるようになった。

歌手として高い評価を得た彼は、『Jacinto Guerrero』、『Francisco Alonso』、そして『Julián Gayarre』などの歌唱コンクールに出場。軒並み優勝を果たしている。

有名ミュージカル作品の数々がスペインで上演されるようになると、彼は重要な役を次々とオファーされていく。 1993年の『レ・ミゼラブル』で、マリウス役を演じたのはカルロスだ。『ラ・マンチャの男』では主役ドン・キホーテを、ホセ・サクリスタン(José Sacristán)とダブル・キャストで務め、『エル・ディルビオ・ケ・ヴィエネ(El Diluvio que viene)』ではドン・シルヴェストル役を、『ピーター・パン』ではフック船長を、『グリース』ではヴィンス・フォンテイン役を、そして『美女と野獣』では野獣役をそれぞれ演じた。

また、『ザ・マジック・オブ・ブロードウェイ』と『ピーター・パン』(舞台及びCD)では、制作にも協力。後者では、プロデューサーと音楽監督の責務を、アルベルト・キンテロと共同で担った。

銀幕においては、ティム・バートン製作のアニメーション映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』にて歌唱を提供。また、ディズニー映画『シンデレラ』のスペイン語版では、王子の声の吹き替えも担当している。

そして、『椿姫』、『セビリアの理髪師』、『ラ・ボエーム』、『ランメルモールのルチア』、『蝶々夫人』など、様々なオペラ作品でプリモ・バリトン(※主役バリトン)として舞台に立ち、世界中の称賛を浴びた。

また彼は、様々なサルスエラ(※オペラの一種で、喜劇的な題材を扱ったスペインの伝統的な小歌劇)にも出演。『大通り(ラ・グランビア)』(カバレリョ・デ・グラシア役)、『人騒がせな狼』(フェリペ役)、『パロマの前夜祭』(フリアン役)などがそこに挙げられる。

カルロス・マリンがイル・ディーヴォのメンバーとなったのは、2003年12月のことだ。ファースト・アルバム『イル・ディーヴォ』(原題:Il Divo)は、全米ビルボード・チャートで1位を獲得。全英チャートでは、あのロビー・ウィリアムスから首位の座を奪う形で、頂点に輝いた。このファースト・アルバムだけでも、全世界で1,200万枚のセールスを記録している。

イル・ディーヴォはその後、世界中で大きな注目の的となった。続いて彼らは、『アンコール』(原題:Ancora)、『オールウェイズ - SIEMPRE -』(原題:Siempre)、『プロミス』(原題:The Promise)、『クリスマス・コレクション』(原題:Christmas Collection)、『ウィキッド・ゲーム』(原題:Wicked Game)、『グレイテスト・ヒッツ』(原題:The Greatest Hits)、『ミュージカル・アフェア』(原題:A Musical Affair)、『タイムレス』(原題:Timeless)といった数々のアルバムを発表。彼らはこれまでに全世界で合計3,500万枚以上のアルバムを売り上げ、各国のチャートで50回の1位を記録。また、ライヴの観客動員数は、累計4,000万人以上に上っている。

イル・ディーヴォのカルロス・マリンは、音楽の歴史を築いてきた大物たちともこれまで何度も共演を果たし、我々を魅了してきた。バーブラ・ストライサンドとステージに立った、忘れることのできないマディソン・スクエア・ガーデン公演の他、彼が共演してきた人々のリストには、セリーヌ・ディオンや、フリオ・イグレシアス、グロリア・エステファン、シャキーラ、カイリー・ミノーグ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、そしてパヴァロッティら、錚々たる顔触れが並んでいる。

また、彼は、様々なハリウッド俳優や各国の政治指導者たちからも賓客として招待を受け、歌を披露。ホワイト・ハウスでは、ジョージ・ブッシュ、ビル&ヒラリー・クリントン夫妻、バラク・オバマら、歴代米大統領の前で、ロシアのクレムリン宮殿では、ミハイル・ゴルバチョフ元書記長の前で、そしてバッキンガム宮殿では英国女王の前で、その歌声を響かせた。

この間、彼はイル・ディーヴォでの活動に加え、プロデューサー業にも乗り出し、メキシコで既に名の知られていた女性歌手イノセンスをプロデュース。彼女の世界デビューをバックアップしている。

そして、2011年、カルロス・マリンは再び我々を驚かせた。イル・ディーヴォのツアーと並行し、カルロスは初めて単独で、『カルロス・マリン・オブ・イル・ディーヴォ・イン・コンサート』(スペイン語:カルロス・マリン - エン・コンシエルト)と題したソロ公演を実現。スペインを皮切りに、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、メキシコ、そしてラテン・アメリカと、数カ国を巡った。このツアーで披露された楽曲の数々は、同名のファースト・ライヴ・アルバム『エン・コンシエルト』(CD / DVD)にも収録されている。

観る者・聴く者を震わせ、夢を見させ、今最も注目の“国境を超えた声”の1つを楽しめる、他に類のないショー。炸裂するパワーとリズム、そして最も純粋な形でのラスベガス・スタイル。総勢20人のミュージシャンから成るビッグ・バンドと12人のダンサーたちにより、そこで繰り広げられるのは、ブロードウェイ・ミュージカル・ナンバーや、映画のサウンドトラック、スペイン舞踊曲から、フランク・シナトラ、トム・ジョーンズ、エルヴィス・プレスリーら、史上最も有名な歌手たちの持ち歌まで、多種多彩な楽曲だ。

イル・ディーヴォのスペイン人メンバー、カルロス・マリンは、アクロバティックな振り付けとコーラス隊とを伴い、そのカリスマ性と歌唱力を極限まで発揮。2時間ぶっ通しで、観客を楽しませてくれる。

イル・ディーヴォでのツアー活動と自身のソロ・キャリアを並行させてきたカルロス。彼は2019年、イル・ディーヴォでのデビュー後、ソロとしては初めてとなるスタジオ録音のニュー・アルバムをレコーディング。当初は2020年4月にリリースされる予定だったこのアルバムは、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、2020年10月14日(水)まで発売延期。このニュー・アルバムにはエアロスミスやティナ・ターナー、リック・アストリー、ワム! featuring ジョージ・マイケルなどによる大ヒット曲、さらにはフランキー・ヴァリ、ナット・キング・コール、ジョー・コッカー,クイーンによる名曲、そしてジャスティン・ティンバーレイクによる映画「トロールズ」のテーマ曲で全米NO.1に輝いた大ヒット曲まで、幅広く知られるポップスやロックの名曲を独自の色に染め直した内容となっている。

カルロスは、このアルバムの発売に合わせて、ソロとしても精力的にツアーに乗り出す準備を進め、同時にイル・ディーヴォのニュー・アルバム、さらにはその発売に合わせた世界ツアーの準備にも着手。しかし、2021年12月にイル・ディーヴォのクリスマス・ツアーをイギリスでスタートさせた直後に、カルロスもコロナに感染し、同年12月19日、マンチェスターの病院で急逝。享年53歳であった。