BIOGRAPHY

カーボン・エアウェイズが始動してから多くのことが起きた。最初のバズは2011年だった。彼らは14歳と15歳という若さだったことからレンヌ・トランス・ミュージカルズ・フェスティヴァルへの出演を禁止され、意図せずもメディアの注目を集めることとなった。2年後、彼らはコーチェラ・フェスティヴァルでここ10年の偉大なアーティストに加わり、1万2千人の観客にパフォーマンスした。
オンギュース(弟)とエレオノア(姉)は姉弟である。彼らは共通の好みであるミニストリーやプロディジーのようなバンドによりインスパイアされ、幼少の頃に音楽に没頭した。オンギュース(弟)がハイブリッドなメタル・エレクトロ・サウンドを創るため、自身のコンピューターで作曲し、演奏し、プロデュースし、修正を重ねている。エレオノア(姉)はヴォーカルのメロディーと歌詞を書く。今日、2人の年齢をあわせてもまだ36歳であるが、今は若い大人であり、画家ピエール・スーラージュや映画監督クエンティン・タランティーノ、コーエン兄弟のファンである。彼らの実績には18歳以前の国際的なキャリアを記載している者もいる。
2人はヴァイオリンとベースを入手して間もなく、作詞作曲・プロデュースを始めた。そしてすぐ、コンピューターで制作する音楽において、才能を開花させた。2013年リリースの『ブラック・サン』EPから2014年『ユー・ウォーク・アウェイ』EPまで、オフビートで予測できないダークな側面と光り輝く部分をあわせ持つ彼らのスタイルを反映する、非常に洗練されたイメージとビデオで、完成されたジョイント・プロジェクト・シリーズを発売した。『ユー・ウォーク・アウェイ』が『ブラック・サン』の作品に見られる、陰があり、ダンスに適して激しく、魅惑的で飽和した足跡を辿ってきた一方で、今、彼らのライティング・スタイルやサウンド、歌詞、メロディーは進化している。
今カーボン・エアウェイズはちょうど新しいEPに最後の仕上げをした。それは彼らのデビューアルバムの準備段階において、最終ステージにあることを示す。最初のシングル「ブレイク・ザ・サイレンス」は別世界へと私達を誘う。感情豊かなスローガンであり、今日の不当さを黙って受け入れることを拒むという若い世代の怒りのアンセムである。ミキサーのロバート・オートン(レディー・ガガやラナ・デル・レイなどとの作品でグラミー賞を受賞)は楽曲の予想外なポップ・バイブスを褒めている。また、その正直なメッセージは壮大なビデオでも表現されている。
カーボン・エアウェイズは、世界中のフェスティヴァル(コーチェラ・フェスティヴァル、ソリデイズ、レ・ユーロケン、ウルトラ・ミュージック・フェスティヴァル)で素晴らしいショーを披露してきた。そして今年8月、ソニック・マニアでアジアコンサート・デビューという新たな節目を迎える。