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【ペン字練習帳】 コロンブスの卵

2019.01.31 TOPICS

こんにちは。左衛門佐です。

 

人間の欲求とは恐ろしいもので際限がありません。

「足ることを知る」 知れればいいのですが、およそ欲し続けてしまいます。

自分に足りないもの、生活していて不便なもの、こと、こうだったらいいのになぁ、と。

始末に負えないのが自分で動いて解決できればいいのですが、案外、他者まかせだったりします。

 

例えば、階段を上るのってなんて辛いんだろう。なんか楽な方法ないかなぁ、と。

エスカレーターが発明され、エレベーターが発明されます。

 

このお肉、もっと美味しく食べられないかなぁ、と。

さまざまな香辛料を貿易先から入手して食卓にそろえます。

 

私のこの容姿、なんとかならないかしら?と。

○○クリニックで美容整形をして美貌を手に入れます。

 

すみません。例え方と表現からあまりポジティブな印象は受けないと思いますが、

要は「新しい発明・創造」は常に「不便さ」から始まるわけです。

そして、その新しい「発展」にも慣れ「当たり前」になってしまうと、そこに

「不便さ」を感じ、また新たな「発明・創造」を目指すわけです。

 

でも、私はこの頃、ふと立ち止まって考えます。

「不便」でもいいことはいっぱいあるのではないかと。