伝説のホンキートンク「パピー&ハリエッツ」で撮影した新MV「マイ・ラッキー・カード」公開!

2021.05.17 TOPICS

6月4日に発売される新作『ハードウェア』から3曲目の先行トラック「マイ・ラッキー・カード」がリリース。

先行公開済の「ウェスト・コースト・ジャンキー」や「デザート・ハイ」と同様、アルバムがレコーディングされたカリフォルニア州ジョシュア・ツリー近郊のハイ・デザートで撮影されたMVも公開された。


 
新MVは、「Pappy & Harriet’s Pioneertown Palace」という有名なライヴ・レストラン/バーで撮影され、ビリーが「オズの魔法使い」のようにどこに降り立っても世界を白黒からカラーに変えてしまうという演出がされている。

ここは、50年代のアメリカ西部劇の人気TVシリーズ「平原児シスコ・キッド」やジーン・オートリーのTVショウを撮影していた場所で、映画「ロイ・ビーン」やバーバラ・スタンウィックとバリー・サリバンが主演した「人妻の危機」などが撮影された西部劇セットの一部としてもともと建設されたものだという。

「Pappy’sは、アルバムのインスピレーションの源である荒々しい砂漠の雰囲気を反映しているので、ビデオを制作するのに最適な場所だと思いました」「撮影のためにきちんとしたスライドを持ってくるのを忘れてしまい、必要に迫られて、即興でビール瓶を使いました。 適当なボトルネックを見つけるのに1ケース以上探した(飲んだ)末に、ようやくメキシコの伝統的なビールのネックを見つけました。 喉の渇きも癒すことができました」- ビリー・ F・ギボンズ

 
前作『ビッグ・バッド・ブルース』で3本のMVを撮影した映像作家ハリー・リースが、本作でもMVを全て監督。

「スタッフを使わず、光を利用して、私一人で撮影しました」「ビリー、マット・ソーラム、オースティン・ハンクスの3人がそこに立って1回やって、ビリーが『できたぞ!』と言って終わりました」- ハリー・リース

 
バンド・メンバー全員は、「マイ・ラッキー・カード」のMV撮影のために丸一日店を貸してくれた、15年間Pappy & Harriet’sのオーナーを務めたロビン・セリアとリンダ・クランツに敬意を表している。彼らは最近、この伝説的な店を売却したため、このMVはその魅力を永遠に証明する記録となった。

「マットの奥様エース・ハーパーは、彼女は間違いなく彼の “ラッキーカード”です。これは、彼女がまもなく第一子を出産するという事実を踏まえた、彼女へのトリビュートのようなものです」 「思いがけず、極めて自然な形で、これらがすべて結びついたのです」- ビリー・ F・ギボンズ

 
MVでは、バンド・メンバーの他に、Pappy’sのスタッフの中から2人がカードディーラーと常連の酔っ払いを演じ、バーテンダー役はアルバムの共同プロデューサーの1人であるマイク・フィオレンティーノが演じている。

ビデオの最後には、白い服を着た新しいディーラーが登場。このディーラーを演じるのは、“カリフォルニアのポスト・モダン・インターギャラクティック・ポップの挑発者”と称されるハイデザート・パンクロック・グラマーのアイコン=ジェシカ・ヴォン・ラビット。

 

ビリー・F・ギボンズ『ハードウェア』
2021年6月4日リリース

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