9月18日(金)発売のニュー・アルバム『ライド・ロンサム』日本盤CDに封入される後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)によるライナーノーツより冒頭部分の抜粋が公開

2026.09.08 TOPICS

グラミー賞8冠を誇るベックが、待望のニュー・アルバム『ライド・ロンサム』を9月18日(金)にリリースする。このたび、日本盤CD限定特典として封入される、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文によるライナーノーツから、冒頭部分の抜粋が公開された。

公開されたライナーノーツの冒頭部分は以下の通り。

“1994年の俺は高校生で、野球に打ち込んで広がる将来の可能性の狭さに薄々勘付きながらも、知らぬふりをして白球を追いかけていた。地球温暖化などという言葉が世に流通する以前だったが、それでも夏のグラウンドはクソ暑く、ほとんど傍観者みたいな精神で最後の大会は終了して、涙ひとつ流さずに学業という荒野に放り出された。通知表は真っ赤で、延焼中の焼け野原のようだった。

暗澹たる青春がきっちりと焼け落ちたことは、いくつかの大学の合格発表が教えてくれた。このまま生まれ育った町に居たのでは、どんどん自分が萎んでいくような気がして、新聞奨学生に申し込んで東京へ出た。風呂もトイレもなく、畳の真ん中が抜けそうなアパートの2階で、もうダメかもしれないという気持ちを救ってくれたのが音楽だった。年上の友達が貸してくれた3枚のアルバム。そのうちの1枚がベックの『メロウ・ゴールド』だった。

――後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)によるライナーノーツより抜粋”

日本盤CDは、デジタル配信および各種輸入盤と同日の9月18日(金)に発売される。日本独自の紙ジャケット仕様で、後藤正文によるライナーノーツは日本盤CD限定特典として封入される。

後藤正文は、かねてより自身が大きな影響を受けたアーティストの一人として、ベックの名を挙げてきた。また昨年には、自身がボーカル&ギターを務めるASIAN KUNG-FU GENERATION主催のロックフェスティバル『NANO-MUGEN FES.2025』にベックを招聘している。

『ライド・ロンサム』はベックにとって、グラミー賞を受賞した『ハイパースペース』以来となる、全曲新録のニュー・アルバムとなっている。本作には、アルバム『シー・チェンジ』や『ミューテイションズ』、そしてベックに初となるグラミー賞年間最優秀アルバムをもたらした『モーニング・フェイズ』を共に収録し、演奏したバンドメンバーが再集結しており、スモーキー・ホーメル、ジョーイ・ワロンカー、ジャスティン・メルダル=ジョンセン、ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア、ジェイソン・フォークナーといったミュージシャンが参加している。

さらに、リリース日の9月18日(金)には、タワーレコード渋谷店で『ライド・ロンサム』の発売を記念したリリース・パーティーが開催されることも決定している。世界各地で開催されるリリース・パーティーの東京版となる本イベントは、当日発売の商品をいち早くチェックできるほか、最新作を良質な音響環境でじっくり試聴できる特別な機会となる。

イベントの詳細はこちらから:https://www.universal-music.co.jp/beck/news/2026-09-03/