BIOGRAPHY

Angela Gheorghiu アンジェラ・ゲオルギュー (ソプラノ)




1965年、ルーマニアのアジュート生まれ。ブカレスト音楽アカデミーで学び、1990年にクルージュ国立歌劇場で《ボエーム》のミミを歌ってデビュー後、ウィーンのベルヴェデーレ賞、リスボンのグルベンキアン賞などを受賞。スイスのバーゼル歌劇場で《愛の妙薬》のアディーナで国外デビューを飾った。その素晴らしい声とまばゆいばかりの舞台姿で一躍国際的スターダムにのし上がり、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場をはじめとするヨーロッパの主要な歌劇場で活躍を続けている。


特に《ドン・ジョヴァンニ》のツェルリーナ、《ボエーム》のミミ、《トゥーランドット》のリュー、《カルメン》のミカエラなどで注目を集めた。そして1994年にはロンドンでショルティ指揮の《椿姫》でヴィオレッタに抜擢されて大成功を収め、名声を決定づけた。


1997年1月にはセッラの代役として急遽来日し、藤原歌劇団の《椿姫》に出演、その後メトロポリタン歌劇場の日本公演のほか、夫でテノールのアラーニャとのガラ・コンサートを行っている。2000年6月、モンテカルロ歌劇場公演の《椿姫》にヴィオレッタ役で来日。