『パーフェクト・シンメトリー』
Perfect Symmetry
2009.02.04 release
UICI-1078 \2,200 (tax incl)
日本盤ボーナストラック収録!
「2006年の半ばにはキーンはもう終わったのかと思った。」
とティム・ライス・オクスレー(P)はとある雑誌のインタビューで語った。デビュー・アルバムの『ホープス・アンド・フィアーズ』はメンバー間の結束と希望を夢見た作品に完成されたが、『アンダー・ザ・アイアン・ シー -深海-』は結果としてメンバー間の結束が崩れ落ちてきた事を明かした作品となってしまった。その作品がリリースされた同年8月、惜しくもサマーソニックの来日時にトム・チャップリン(Vo)は心身面で誰の目から見ても明らかに深刻な状況にあり、リハビリ施設に入らざるを得ないような状況となった。(サマーソニック06も来日までしたものの出演はキャンセルされた。)
トムが回復を遂げた後、バンドは転換期を迎えた。彼らのトレード・マークとも言える叙情的なピアノ・ロックから旅立ち、新たに生まれ変わったバンドの力強いサウンドを詰め込んだアルバムを完成させたのだ。
「あの時はもう本当に終わったと思った」とティムは言った。「もうこれでバンドは終わりだと思っていたところから立ち直ったことで、3人ともこのバンドのメンバーである事に誇りを持てるようになった。」と言う。
(忘れられていた)バンドをやる事の楽しさや自由な発想といったものがサセックス州のスタジオで曲を書いていた去年の秋には取り戻されて来た。バンドが抱えていた深刻な問題が解決されてきた時に、ティムはとてもクリエイティヴ面で充実した時間を過ごしていた。その結果、新作へ収録される楽曲は本質的で力強い楽曲であり、以前よりももっとグルーヴ感のある楽曲に仕上がった。
ベルリンのテルデックス・スタジオにてレコーディングの大半を行った。そこでは好き嫌いとか流行り廃りというような事を頭の中から一切排除して、純粋にアーティストとして内から沸き上がって来るアイディアから曲を書き上げた。マドンナのプロデューサーなども務めたスチュワート・プリンスの元に訪れた時には「ヒューマン・リーグみたいなシンセで始まるイントロもありかも」というようなアイディアも得た。
ティムは彼が特に気に入っている「スパイラリング」を80年代のグルーヴ感が溢れ出す楽曲でプリンスの「ビートに抱かれて」(When Doves Cry)やデイヴィッド・ボウイの「マジック・ダンス」の中間に位置するような楽曲で(当時流行っていた)「肩パッドを入れたくなるような楽曲だね」と茶化した。
その他、友情をテーマにした「ラヴ・イズ・ジ・エンド」はマーキュリー・レヴのアルバム『デザーターズ・ソングス』からヒントを得て書き、「ベター・ザン・ディス」はセレブに熱狂的な人達をファンキーな曲に仕上げた曲である。
「キーンは崩壊しないでまたアルバムを完成させる事ができたんだ」とティムは言った。「それだけではなく、魅力的で過去の焼き直しではなく全く新しい作品をね」とも。
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