ベートーヴェン後期の傑作をめぐる新作『オーパス 109』のリリースを発表

2025.09.12 TOPICS

グラミー受賞後の待望の新アルバム『オーパス 109』のリリースが発表され、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109から 第3楽章(エディット版)」が配信されている。
 
2023年の『ゴルトベルク変奏曲』では、グラミー賞「Best Classical Instrumental Solo」、Musical America「Instrumentalist of the Year」、OPUS KLASSIK「ベストセラー」賞、ドイツ・レコード批評家賞年間賞を獲得。2024年11月には、総ストリーミング数10億回を突破した。

新作『オーパス 109』の中心に据えられているのは、ベートーヴェン後期の傑作「ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 作品
109」。卓越したプログラム構成で知られるオラフソンは、J.S.バッハ、シューベルトの作品、そしてベートーヴェン自身の初期ソナタ(ホ短調 作品90)を組み合わせている。

「ベートーヴェン最後の3つのソナタ(作品109、110、111)には《ゴルトベルク変奏曲》の精神が息づいている」

3曲をまとめて録音する伝統的な方法ではなく、作品109をプログラムの重心に据えることで、その“軌道”を自由にめぐり、新たな視点を探求するアプローチを選んだ。
アルバムでは、作品109と作品90、さらにシューベルト「ホ短調ソナタ D566」を組み合わせることで、両作曲家とバッハとの対話を浮かび上がらせている。オラフソンは作品109を「バッハへのオマージュ」と捉える。

「バッハはベートーヴェンが未知の世界へ進むための羅針盤だった」

アルバムは《平均律クラヴィーア曲集》からホ長調の前奏曲で幕を開け、ホ長調のフランス組曲からサラバンドで閉じる。全体がホ長調とホ短調というEの調性で統一されており、共感覚を持つオラフソンにとっては、豊かで鮮やかな緑の色彩に満ちた世界だという。
 
オラフソンは今シーズンを通じて『オーパス 109』を演奏、2025年11月にはドイツ・ツアー、北米各地でも公演を行う。

 
 

『オーパス 109』
発売日:2025年11月21日 (金)
品番:UCCG-45131 価格:¥3,300(税込)

» LISTEN / BUY
 
1. J.S.バッハ:前奏曲 第 9 番 ホ長調 BWV 854(《平均律クラヴィーア曲集》第 1 巻から)
2-3. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第 27 番 ホ短調 作品 90
4-10. J.S.バッハ:パルティータ 第 6 番 ホ短調 BWV 830
11-12. シューベルト:ピアノ・ソナタ 第 6 番 ホ短調 D566
13-15. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第 30 番 ホ長調 作品 109
16. J.S.バッハ:サラバンド(フランス組曲第 6 番ホ長調 BWV 817 から第 3 曲)

録音:2025年7月 レイキャヴィク、アイスランド

 
 
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