「ヨシュア・トゥリー・ツアー」について

2019.12.03 TOPICS

「ヨシュア・トゥリー・ツアー」は、U2が1987年にリリースしたアルバム『ヨシュア・トゥリー』とそれに伴うツアーの30周年記念ツアーとして2017年にスタートした。オリジナル・アルバムでU2が思いを寄せていたのは、アメリカの原風景と人と文学とそこに潜む神話。その時、印象的なアートワークを手がけたオランダ出身の写真家で映画製作者、U2とは古くからのコラボレーターであるアントン・コービンが、デスバレー国立公園、ザブリスキー・ポイントなどを再訪。8Kカメラの美しい映像におさめられた絶景が、ライヴで演奏するバンドのバックの200 X 45フィートの巨大スクリーンに映し出される。
「ヨシュア・トゥリー・ツアー2017」は同年5月にカナダのバンクーバーにて始動。全公演ソールドアウトとなったヨーロッパ公演は7月8日にロンドンのトゥイッケナムスタジアムから始まり、U2生まれの地であるダブリンではオリジナルのヨシュア・トゥリー公演から約30年後となる日にクロークパークで78,000人を動員した。また、同年9月からメキシコシティ、ブエノスアイレス、サンティアゴ・デ・チリ、サンパウロ、そしてバンド初となるコロンビア・ボゴタを回り、6カ月間51公演で270万人以上の動員を記録し、同年で最も成功を収めたツアーとなった。

「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」では、アルバム『ヨシュア・トゥリー』の完全再現に加え、U2の膨大なカタログからハイライトと呼べる楽曲が演奏される。2019年のツアーではさらに、2015年の「イノセンス+エクスペリエンス・ツアー」と2018年の「エクスペリエンス+イノセンス・ツアー」という2つの屋内アリーナ・ツアーからセレクトされた楽曲や映像が、ツアーで使われるものとしては最大級のLEDスクリーンに映し出され、ニュージーランド、オーストラリア、アジアのファンにも初めてお披露目されることになる。
「ヨシュア・トゥリー・ツアー2019」ではU2史上初となるシンガポール、ソウル、マニラ、ムンバイでのコンサートも予定されており、“世界最大のバンド”(ガーディアン紙)による、スペシャルな夜になることは間違いない。
ツアー最終日となる2019年12月15日のムンバイ公演までに、ヨシュア・トゥリー・ツアーは、ヨーロッパ、北米、南米、メキシコ、ニュージーランド、アジアで計300万人近い観客を動員したことになる。