U2結成50周年を記念し、ちょうど50年前にバンドを結成した母校と地元のカフェのバルコニーでサプライズ・ライヴ。9年ぶりアルバムからの新曲「シレンシオ」初演奏

2026.09.28 TOPICS

U2が、結成からちょうど50周年を迎えた2026年9月25日、故郷ダブリンで2度のサプライズ・ライヴを行った。

1976年9月25日、当時14歳だったドラマーのラリー・マレン・ジュニアが、ダブリン北部のマウント・テンプル・コンプリヘンシブ・スクールの掲示板に「ドラマー、バンド結成のためのミュージシャン募集」という手書きの貼り紙を出したことが、U2結成のきっかけとなった。それからちょうど50年後となる同日、U2はその母校に戻り、約1,000人の生徒や宗教科の担当教師、バンドの元マネージャーらも観客に加わる中でライヴを行った。

ステージとなったのは、U2が50年前に初期のライヴを行った校庭。世界的なロック・バンドへと成長した4人が、結成のきっかけとなった学校に50年後の同じ日に戻って演奏するという、象徴的な公演となった。


(C)U2


(C)Rich Fury

この日のセットでは、「アイ・ウィル・フォロー」「ヴァーティゴ」「ビューティフル・デイ」などの代表曲に加え、U2のファースト・シングル「アウト・オブ・コントロール」を披露。さらに、11月にリリース予定の新作『光の祝祭~カルナバル・デ・ルス』から、新曲「シレンシオ」も演奏した。

「ワン」では、バンドが共同出資する音楽教育プログラム「Music Generation」に所属する32人の若い弦楽器奏者と共演。アイルランド各郡から1人ずつ選ばれたメンバーが、U2の50周年を記念するステージに参加した。U2の公式SNSではこの模様が公開されている。

 


 

ライヴのMCでは、ボノがラリーを「掲示板にメモを貼り付けた男」として称え、アダム・クレイトンは冗談交じりに「緑の回廊を裸で駆け抜けた男」として紹介された。

母校でのセットリストは以下の通り。


アイ・ウィル・フォロー
ヴァーティゴ
ビューティフル・デイ
アウト・オブ・コントロール *U2のファースト・シングル
シレンシオ *ライヴ初披露
ワン
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー


さらにその数時間後、U2はダブリン中心部のグラフトン・ストリートでもサプライズ・ライヴを開催。カフェのバルコニーに姿を現すと、周辺の道路が封鎖され、数千人の観客が集まった。


(C)Rich Fury

こちらの公演では、「アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー」「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」「オール・アイ・ウォント・イズ・ユー」「ビューティフル・デイ」「ヴァーティゴ」などを含む全11曲を演奏した。

また、2026年7月に亡くなったダブリン出身のミュージシャン、グレン・ハンサードを追悼し、彼の代表曲「フォーリング・スローリー」も披露。アンコールでは「40」を演奏し、結成50周年の特別な一日を締めくくった。

グラフトン・ストリート公演のセットリストは以下の通り。


アイ・ウィル・フォロー
アウト・オブ・コントロール
ワン
アイ・スティル・ハヴント・ファウンド・ホワット・アイム・ルッキング・フォー
ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー
シレンシオ
オール・アイ・ウォント・イズ・ユー
フォーリング・スローリー
ビューティフル・デイ
ヴァーティゴ
<アンコール>
40


一枚のメンバー募集の貼り紙から始まったU2が、50年後の同じ日に母校へ戻り、さらに故郷ダブリンの中心部で演奏するという、結成50周年を象徴する一日となった。