ショパンコンクールで注目を集めた若きピアニストが、Decca Classicsと専属契約!

2026.06.12 TOPICS

2025年ショパン国際ピアノ・コンクールで、当時16歳の最年少ファイナリストとして注目を集めた中国出身の若手ピアニスト、リュー・テンヤオ(Tianyao Lyu)。

英名門レーベルDecca Classicsは、彼女と複数作品にわたる専属レコーディング契約を締結したことを発表。これを記念して、デビューシングル「ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 《遺作》」がデジタルリリースされている。
 

 
コンクール第4位入賞に加え、最終審査での協奏曲の演奏が高く評価され「コンチェルト最優秀演奏賞」を受賞。自然体の音楽性、舞台上での喜びに満ちた演奏は、世界中の聴衆を魅了した。
音楽はコミュニケーションだと言うリューは、ショパンコンクールについて「私は競技の場ではなく、自分自身のコンサートだと考えていました」とコメントし、協奏曲演奏については「協奏曲はピアノの独白ではなく対話です」と語る。

父がピアニスト、母がヴァイオリニストという中国の音楽一家に生まれたリューは、北京で学んだ後、現在はポーランドに拠点を移し、ショパンコンクール元審査委員長のカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロンに師事している。ポーランドでの生活は、彼女とショパンの結びつきをさらに深め、現地のファンからも大きな支持を集めた。

現在17歳のリューは、ショパンのみならず、バッハやモーツァルトの主要作品にも卓越した成熟度と個性を発揮。ショパン作品との深い結びつきについては、「ショパンの音楽には人間そのものが映し出されています」と語り、また「真の理解に到達したとき、自分自身の声は自然にその中から現れる」とも述べている。

ピアノ以外にも乗馬、スキー、スケート、バレエ、絵画、執筆、作曲を楽しんでいる彼女にとって、音楽が特別な意味を持つようになったのは、祖母との死別を経験した8歳の頃。ベートーヴェン、ラフマニノフ、ショパンの音楽が闘病中の祖母を支える様子を目の当たりにしたという。「音楽は単なる芸術ではありません。人生を支える力になり得るものです」と振り返る。
国際的なキャリアを急速に築きつつある一方で、その誠実さ、好奇心、そして音楽への自然な姿勢は、多くの人々に強い印象を与えている。

「音楽への情熱を共有できる素晴らしいチームと友人たちに出会えたことを嬉しく思います。録音とは音楽を再発見し続けるプロセスです。それは私の人生の節目を記録として残しながら、自分なりの音楽への理解を皆さんと共有する機会にもなります。この新たな旅をショパンの音楽とともに始められることを、とりわけ嬉しく思っています。彼の音楽は時代を超えて人間の深い感情に語りかけ、私たち自身や人と人とのつながりを感じさせてくれます」

Decca Classicsでの最初のレコーディングは、ショパンの作品を中心に予定されており、詳細は後日発表される。

 
 

「ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 《遺作》(Chopin: Nocturne No. 20 in C-sharp minor)」

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