10月17日(金)発売、待望の2ndアルバム『フロム・ザ・パイアー』から新曲「ザ・サイズ」をリリース!
ブリット・アワードを2度受賞し、世界公演をほぼ完売させ、ここ数十年の英国バンドの中で最も衝撃的なデビューを果たしたザ・ラスト・ディナー・パーティーは、10月17日(金)にアイランド・レコードよりリリース予定のアルバム『From The Pyre』から、2曲目となる先行シングル「The Scythe」をリリースした。この曲は7月にリリースされた1曲目の先行シングル「This is the Killer Speaking」に続く楽曲となる。「The Scythe」は、メンバーであるアビゲイル・モリスが10代の頃に書き始めた失恋の曲を原点とし、静かに燃え上がるような曲調で、強烈な劇場的ロックとして世界的な注目を集めたザ・ラスト・ディナー・パーティーにとっては、幅広い楽曲制作能力を証明する1曲となっている。
アビゲイルはこの曲についてこう語っている:
「この曲は悲しみや失恋の痛みをまだ知らなかった9年前に書き始めた。まだ、関係が終わる感覚がまるでその人が死ぬのと同じだと気づく前の頃。一度誰かを失う痛みを知ると、二度と戻れない新たな世界へ足を踏み入れる。霊能者や歌詞を通してテレパシーで彼らと話そうとすると時折返事が返ってくる。自分が悲嘆に暮れていることに気づくまでに9年かかることもある。それに気づいた瞬間、あの人をどこにでも見出すようになる——鳥や街のキツネ、ヴィム・ヴェンダースの映画の中に。死神(The Scythe)は誰にでも訪れるけれども、その先にあるものを恐れる必要はない。」
同日に公開されたミュージックビデオでは、永遠に続く絆への祝福と、両親がともに老いゆく姿の幻想が描かれており、メンバーは最も誇り高く、親密な作品と語っている。
2025年初頭、グラミー賞受賞プロデューサーのマーカス・ドラヴスと共に制作を始めた『From The Pyre』は2023年のデビューアルバム『Prelude to Ecstasy』で、爆発的な成功を収めたデビュー作へのプレッシャーを感じることなく、純粋に音楽を楽しむバンドの姿が詰まった作品だ。同時に、長きにわたるツアーで培われた結束力のもと、若きバンドが共に成長し、楽曲制作の成熟を遂げる過程も聴き取れる。
ミュージックビデオ
ザ・ラスト・ディナー・パーティーはこのアルバムについて物語の集大成であると語る。このアルバムは神話のような物語の集まりで、この物語が生まれる場所である火葬の炎(The Pyre)は「破壊と再生」と同時に「情熱と光」の象徴である。また、歌詞には「ライフル」「鎌」「船乗り」「聖人」「カウボーイ」「洪水」「ジャンヌ・ダルク」など神話として象徴的なイメージが散りばめられており、これらがこの物語に重みを与えている。
世界盤アルバムと同時に発売となる国内盤のアルバムには、ボーナストラック、日本語歌詞、対訳、ライナーノーツが収録される。来月のアルバムリリースを楽しみにしていただきたい。
