不世出の音楽家・加藤和彦の作品集がリリース!

2024.03.21 TOPICS

1960年代以降、日本の音楽史に大きな影響を与えた音楽家・加藤和彦による作品集が発売されることが、加藤和彦の誕生日である3月21日に発表された。

日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りした革新性や音楽性は、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与えている、不世出の音楽家・加藤和彦。
1965年、当時大学生だった加藤が北山修らと結成したザ・フォーク・クルセダーズは、シングル「帰って来たヨッパライ」で史上初のミリオンヒットを記録。ザ・フォーク・クルセダーズ解散後、ソロ活動を経て1971年にサディスティック・ミカ・バンドを結成し、1975年に当時としては画期的となるロンドン公演を成功させた。さらに、現在でもスタンダード曲として愛されている「あの素晴しい愛をもう一度」(1971) を“加藤和彦と北山修”名義で発表。ミカバンド解散後も自身のソロ活動に加えて、吉田拓郎や竹内まりやなど数多くのアーティストとプロデュースや楽曲提供などで活躍した。

5月に全国公開されるドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』では、ザ・フォーク・クルセダーズ結成秘話、サディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景などを交えた貴重映像に加え、日本ポップスの金字塔とも言える“ヨーロッパ三部作”に隠された逸話が描かれている。映画のために新たにレコーディングされた不朽の名作「あの素晴しい愛をもう一度」は、きたやまおさむを筆頭に、高野寛、坂崎幸之助、高田漣、坂本美雨ら多彩なミュージシャンに紡がれ、進化し続ける楽曲の姿がスクリーンに映し出されている。
企画・監督・プロデュースは、『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』(2018)、『音響ハウス Melody-Go-Round』(2020) を手掛けた相原裕美。

アルバムには、映画に登場するザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンド、ソロ作品のほか、プロデューサーとしてかかわった楽曲の数々を収録。映画のサウンドトラックという枠組みを超え、稀代の音楽家である加藤和彦の足跡をコンパイルした作品集となる。
ボーナストラックには、新レコーディングされた「あの素晴しい愛をもう一度〜2024Ver.」を初収録。さらに、1973年4月に神田共立講堂で行われた加藤和彦の極レアライブ音源も収録予定。

 
 
【商品情報】

『The Works Of TONOBAN ~加藤和彦作品集~』

発売日:2024年5月22日(水)
価格:3,850円(税込)品番:UICZ-8235/6 SHM-CD2枚組

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<収録曲>

ザ・フォーク・クルセダーズ
「帰って来たヨッパライ」 1967年
「イムジン河」 1968年
「悲しくてやりきれない」 1968年
「コブのない駱駝」 1968年

加藤和彦
「僕のおもちゃ箱」 1969年
「日本の幸福II」 1969年
「せっかちと」 1971年
「シンガプーラ」 1976年
「キッチン&ベッド」 1976年
「サン・サルヴァドール」 1988年
「うたかたのオペラ」 1988年

加藤和彦・北山修
「あの素晴しい愛をもう一度」 1971年

サディスティック・ミカ・バンド
「サイクリング・ブギ」 1973年
「快傑シルヴァー・チャイルド」1973年
「黒船(嘉永6年6月2日)」 1974年
「タイムマシンにおねがい」 1974年
「どんたく」 1974年
「塀までひとっとび」 1974年
「マダマダ産婆」 1975年
「WA-KAH! CHICO」 1975年
「颱風歌」 1974年

ほか全35曲収録予定

 
 
【映画情報】

映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』
2024年5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
http://tonoban-movie.jp