ニューアルバム『トワイライト』のツアーが東京で千秋楽

2016.05.21 TOPICS

5月21日、東京・日本橋三井ホールにてジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子の「トワイライト・ツアー2016」が千秋楽を迎えました。

満員のファン700人を前に、「大阪、名古屋、仙台を経て育ててきた曲たちを千秋楽で披露できることをうれしく思います」と語り、スタンダード楽曲の「チェロキー」でショウをスタート。
 
3月に発売されたニューアルバム「トワイライト」から、ドビュッシーのクラシック楽曲をアレンジした「月の光」と、ピアニスト佐山雅弘オリジナルの「セイム・オールド・ストーリー」を聴かせ、チック・コリアの「ノー・ミステリー」の躍動感ある演奏を挟み、ガーシュインの「ホームシック・ブルース」のゆったりなめらかな演奏を披露。ニューアルバムの幅広いレパートリー、音楽性を示しました。
 
マーラーの名曲「復活」に続き、アルバム『トワイライト』のリードトラックである「ブエノスアイレスの冬」を演奏。「アルゼンチン・タンゴの巨匠、アストル・ピアソラの代表作です」と紹介したこの楽曲では、ピアノの佐山雅弘と寺井尚子の二人が激しいソロの応酬を聴かせ、聴衆の興奮も最高潮に達しました。寺井が2002年に出会い、共演を果たしたリシャール・ガリアーノから捧げられた楽曲「Naoko」に続き、寺井尚子オリジナルの「ルナー・ダンス」の激しい演奏で本編が終了、スタンディングオベーションに送られてステージを去りました。

アンコールでは「アローン・トゥゲザー」と「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」を披露。
「このエネルギーを明日からのパワーに変えていきたいと思います」と語った「トワイライト・ツアー」はフィナーレ。
終演後はサイン会が長蛇の列となり、「トワイライト・ツアー2016」は大盛況の内に終了しました。


2016年5月21日 東京・日本橋三井ホール
寺井尚子「トワイライト・ツアー2016」

チェロキー(*スタンダード楽曲)
月の光(ドビュッシー)
セイム・オールド・ストーリー(佐山雅弘)
ノー・ミステリー(チック・コリア)
ホームシック・ブルース(ガーシュイン)
復活(マーラー)
ブエノスアイレスの冬(ピアソラ)
Naoko(ガリアーノ)
ルナー・ダンス(寺井尚子)
アンコール
アローン・トゥゲザー(*スタンダード楽曲)
マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(ウッド)
(カッコ内は作曲者)

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