奄美大島のど真ん中で高らかに「沖縄じゃないの」宣言。タナカアツシ、人出3万人の奄美まつりで屋外ライブ

2018.08.06 TOPICS

奄美大島のど真ん中で高らかに「沖縄じゃないの」宣言。タナカアツシ、人出3万人の奄美まつりで屋外ライブ

 

8月2日(木)から8月5日(日)まで4日間開催される第55回奄美まつり。その中でも鹿児島県内でも人気上位の花火大会が開催され、例年約3万人が集まる8月3日(金)のメインステージに「大島エレジー」でメジャーデビューを果たした遅咲き奄美3世歌手 タナカアツシが登場した。

お祭りの目玉として奄美市名瀬湾で打ち上げられる約3000発の花火「花火だヨ、全員集合!」。単発の大輪などで、亜熱帯の港を鮮やかに染める風景があまりにも美しいと定評がある。

花火打ち上げの直後、広場に特設されたステージ前には約2千人の観客。奄美出身のアーティスト我那覇美奈がまずはパフォーマンスした。そしてイベントの大トリとして、奄美で1本だけのダブルネック三味線を抱えた奄美3世のタナカアツシとパーカッショニスト奈良大介で構成される島唄ユニット「マブリ」がステージに登場。「マブリ」とは奄美の方言で「魂」を意味する。

「マッテマシターっ」と観客から声がかがる中、オープニングの島唄歌謡で客席を盛り上げ、既にお酒が入った客席では踊りだす人達も多数。そして、8月1日に発売したばかりのタナカアツシのデビューシングル「大島エレジー」を歌った。「沖縄じゃないのー、奄美大島よー」と沖縄と混同されやすい奄美の悲哀をムード歌謡に乗せた歌に客席からは何度も爆笑が起こった。そんな中、約20分のステージで全4曲を披露した。

「今日は奄美の人ももちろんですが、観光で奄美に来てる人も多いと思います。沖縄と間違えて来てる人はいないですよね(笑)?泡盛じゃなくて奄美は黒糖焼酎、ソーメンチャンプルじゃなくて奄美は油ソーメン、水族館はないけど奄美には魚と戯れられる素潜りポインドがたくさん。花火だって日本一だと思います!内地に戻ったら皆んなに奄美の良さを伝えて下さーい。私も『大島エレジー』で年末は紅白目指してがんばりまーす!奄美の皆さんもカラオケで歌って下さい!」と奄美と「大島エレジー」をアピールした。