<LIVE REPORT>初のFC限定ライブ「粗品の音楽」東京公演を開催。新アルバム『佐々木直人』のナンバーをいち早く披露

2025.07.30 TOPICS

 
芸人として数々の受賞歴を誇る傍ら、アーティストとしての活躍の場を広げている粗品が、“粗品FC限定ライブ「粗品の音楽」”の東京公演を、7月29日(火)に渋谷・Spotify O-WESTで開催した。

今回のライブは、6月にスタートした粗品のアーティストとしての公式ファンクラブ「粗品の音楽」の発足を記念して開催されたもので、7月22日に行われた梅田クラブクアトロ公演に続く2回目の公演となる(チケットはソールドアウト)。

開演時間となり、クラシックの名曲をバックにバンド・メンバーの岸波藍(ds)と藤本ひかり(b)が順番にステージに登場。最後に、黒い革ジャン姿の粗品が姿を現すと観客から大きな拍手が起こった。

オープニングは「怪獣少女は火を吹かない」。もともとボカロPとして初音ミクをフィーチャーして発表され、今年前半の連続配信リリースの一環でセルフカバーされた人気曲。ステージ披露するのは先日の梅田公演に続いて2度目で、超満員の場内は早くも熱気に包まれた。

最初のMCで粗品は「ファンクラブ・イベントなので、アットホームなライブにしたいと思います」とコメントしたのち、ボカロ曲セルフカバー企画の現時点での最新曲である「サマーアイスフェードアウト」と、5月に岡山・玉野競輪のイメージソングとして発表した「車輪疾駆の風々」という疾走感のある2曲を畳みかけるように披露した。

中盤はファースト・アルバム『星彩と大儀のアリア』収録曲を4曲続けて演奏。合間のMCパートでは観客とのやり取りもあり、場内はまさしくアットホームな雰囲気に包まれた。そして、「FC限定ライブということで、めずらしい曲をやります」とコメントしたのち、初のセルフカバーとなる「乱数調整のリバースシンデレラ」と「夕さりのカノン」を披露し、スペシャルな選曲に場内のボルテージは最高潮になった。

アンコールでは「ビームが撃てたらいいのに」に続けて、9月10日(水)発売のセカンド・アルバム『佐々木直人』より先行配信中の「ビームソードで斬れたらいいのに」を演奏して締めくくった。ライブハウスならではの親密な距離感のなか、熱いパフォーマンスを堪能できる貴重な機会だった。

 
▼セットリスト
粗品FC限定ライブ「粗品の音楽」
7月29日(火) Spotify O-WEST
1. 怪獣少女は火を吹かない
2. サマーアイスフェードアウト
3. 車輪疾駆の風々
4. 宙ぶらりん
5. 風炎のデージー
6. サルバドルサーガ
7. 普通幻想曲
8. 乱数調整のリバースシンデレラ
9. 夕さりのカノン
10. サンパチスター
Encore
11. ビームが撃てたらいいのに
12. ビームソードで斬れたらいいのに

 


 
Photo by 渡邉一生