椎名林檎 ニューアルバム『三毒史』本日発売

2019.05.27 TOPICS

1998年「幸福論」のデビューから数えてキャリア21年目となる本日5月27日(月)。 椎名林檎が通算6枚目となるオリジナルフルアルバム『三毒史』をリリースした。

前作『日出処』より、じつに5年振りとなる本作。 多彩なゲストボーカリストたちが、入れ替わり立ち替わり それぞれ無二の魅力を放つデュエットアルバムでもある。 宮本浩次、トータス松本、向井秀徳、浮雲とのコラボレーションに加え、初共演となる櫻井敦司(BUCK-TICK)を迎えたツインボーカル曲「駆け落ち者」、東京事変のオリジナルメンバーであり、その後もなにかと椎名作品に参加している鍵盤奏者ヒイズミマサユ機とのデュエット曲「急がば回れ」を収録している。
この件を含め、本作に於ける椎名の作家としての態度は、終始好戦的で「毒」を冠するに相応しい内容と言える。腕利き演奏家への当て書きにも、今回益々精を出しており 管弦楽や合唱などの大編成も久し振りに椎名自ら書いている。

尚、アルバム・タイトルの「三毒」とは、仏教において克服すべきとされる煩悩 “むさぼり”、“いかり”、“おろかさ”を意味し、それぞれを象徴する動物として、鶏、蛇、豚が描かれてきた。
椎名曰く「三毒という言葉を使わずともデビュー以来描き続けてきたテーマ」について、不惑を迎えた本作では思い切り掘り下げている。

アルバムには「獣ゆく細道」(w/宮本浩次、日本テレビ系「news zero」テーマ曲 2018~)、「目抜き通り」(w/トータス松本、GINZA SIX オープニングテーマソング2017)、「長く短い祭」(「コカ・コーラ」2015年サマーキャンペーン CMソング)、「神様、仏様」(au スマートフォン「isai vivid」CM ソング2015)他、2014 年に発表した前作「日出処」以降に制作された、番組テーマ/ CM ソング/ドラマ主題歌などお馴染みの楽曲も収録、全13曲で構成されている。

デビュー作『無罪モラトリアム』より進化を遂げ続け、いよいよ最終形態に辿り着いた椎名林檎。
不惑を迎えた彼女ならではの最新作『三毒史』、ご堪能ください。

■「椎名林檎による『三毒史』全曲解説」本日公開
『三毒史』特設サイトではアルバムリリースを記念して、「椎名林檎による全曲解説」を本日より公開しました。
最新アルバムをより深く味わってみたい方、よろしかったら是非ご覧になってみてください。

椎名林檎『三毒史』特設サイト
「椎名林檎による全曲解説」公開中!