新作アルバム「自由の岸辺」、5 月23 日リリースのお知らせ

2018.03.26 TOPICS

新作アルバム「自由の岸辺」、5 月23 日リリースのお知らせ

 

 2017 年にリリースされた新作アルバム「マニジュ」で新境地を見せた佐野元春。それ

からわずか10 ヶ月。時を待たずしてファンに届けられた新作「自由の岸辺」。自身の過

去楽曲11 曲を厳選、編曲に大胆な改変を施し新たな楽曲として蘇らせたのが本盤。セル

フカバーアルバムという点では、すでに2011 年にリリースされている「月と専制君主」

の続編といえる。

 アルバム「自由の岸辺」は、流行とは一線を引いた普遍的な音楽表現に貫かれているの

で聴く世代を問わない。このアルバムに潜んでいるきらめきは永遠だ。古くからのファン

も新しいファンも新作を聴くように楽しめるだろう。

 バッキングには前作セルフカバー・アルバムと同じセッション・メンバーが参加した。

古田たかし(dr)、井上富雄(B)、Dr.kyOn(key)、長田 進(G)。長年親交を共にしてきた

ミュージシャン達だ。古田 / 井上によるコンビネーションが安定感のあるリズムを刻み、

Dr.kyOn のピアノがファンキーに転がる。長田進のギターがブルージーに唸り、佐野自身

も何曲かで見事なソロ演奏を披露している。彼らのプレイヤビリティーを知り尽くした佐

野が、それぞれのミュージシャンのポテンシャルを最大限に引き出している。

 アルバム「自由の岸辺」は全編に渡って、フォーク、ブルース、ニューオリンズ、ジャ

ズ、カリビアン、レゲなど多彩なビートが採用されている。ここでの佐野は、卓越したメ

ロディ・メーカーであるだけでなく、言葉を際立たせる編曲家としても限りない創造力を

発揮している。

 アルバム「自由の岸辺」はセルフカバーアルバムではあるが、そこに懐古的な要素はな

い。これは現在進行形のソングライターによる新作アルバムといえる。それぞれの楽曲が

持つ音の豊富さに彩られて、佐野元春はジャック・ブレルのように愛を歌い、カエターノ・

ヴェローゾのように真実を奏でる。どの曲を採っても、詩的表現の中に気取りのないユー

モアと批評精神を滲ませ、時が経っても古臭さを感じさせない。むしろ成熟した大人の芳

醇さに包まれ、説得力あるメッセージとして現代の聴き手に響く。

 CD マスタリングはラーセン・マスタリングのチーフ・エンジニア、Gavin Lurssen(ギャ

ビン・ラーセン)、アナログ・カッティングは、キャピタル・マスタリングのベテラン・

エンジニア、Ron McMaster(ロン・マクマスター)が担当。CD、アナログとも最高品質

のサウンドを届ける。

 佐野元春 & ザ・ホーボーキング・バンドの新作アルバム「自由の岸辺」。豊かなバンド・

サウンドとビート詩人佐野元春のソングライティングを聴く。そこには他のバンド/シン

ガーの作品からはけっして得られない、独特のきらめく体験がある。

  
  

■ CD収録曲

  1. ハッピーエンド  
  2. 僕にできることは  
  3. 夜に揺れて        
  4. メッセージ    
  5. ブルーの見解
  6. エンジェル・フライ
  7. ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
  8. 自由の岸辺
  9. 最新マシンを手にした子供達  
  10. ふたりの理由、その後
  11. グッドタイムス & バッドタイムス

  
  

■アナログ盤収録曲

DaisyMusicでは、音楽ファンに最高のアナログ盤サウンドを提供したいと考えています。今回、アナログ盤のみ、トータル分数と音質との兼ねあいから、曲目と曲順が変更となります。「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」(2003年既出曲)をカットした全10曲。Capitol Studios & Masteringのエンジニア、Ron McMasterがカッティングを担当します。
  

<A side>

01.ハッピーエンド

02.僕にできることは

03.夜に揺れて    

04.ブルーの見解

05.エンジェル・フライ

<B side>

01.メッセージ

02.自由の岸辺 

03.最新マシンを手にした子供達   

04.ふたりの理由、その後

05.グッドタイムス & バッドタイムス