映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編公開!プロデューサーのコメントも到着!

2018.07.20 TOPICS

日本では11月9日に公開が決定した映画『ボヘミアン・ラプソディ』の最新予告編が公開となりました。

 
またこの公開にあわせて本映画のプロデューサーであり、マーティン・スコセッシ監督作品の『ディパーテッド』や『アビエイター』、『ヒューゴの不思議な発明』のプロデュースを担当してきた、グレアム・キングのインタビューも到着。

【プロデューサー、グレアム・キング インタビュー】

Q: このプロジェクトの始まりから説明してください。

A: ロンドンで『ヒューゴの不思議な発明』を撮影していた時、脚本家のピーター・モーガンから電話があって、「君はクイーンとフレディ・マーキュリーのファンか?」と聞かれた。私が「そうだ」と答えると、彼は「脚本を書いているところだが、作品を手がけてくれる人が必要で、君ならぴったりだと思う。君だったらブライアン(・メイ)やロジャー(・テイラー)、それにクイーンのマネージャーのジム・ビーチとうまくやっていけると思う。興味があれば、“マイアミ・ビーチ”に電話してくれ」と言った。私が「マイアミ・ビーチだって?」と聞き返すと、彼は「本名はジム・ビーチだが、フレディが彼を“マイアミ”と呼んでいたから、その呼び方になったんだ」と。翌日、彼に電話して、3時間ほど話し合い、その後、パブでみんなに会った。私たちはすぐに意気投合し、私は「是非引き受けたいが、みんなの助けが必要になる」と伝えた。肝心なのは、一つの家族となって、お互いを信頼することだ。私は「まだ生きている人たちの話を伝えること、世界中の6000もの映画館で上映される話題を呼ぶ映画であることに大きなプレッシャーを感じている」と語った。フレディは残念なことにもうこの世にはいないが、バンドの残りのメンバーはいる。だから、「そのことに敬意を払うために最善を尽くすが、みんなが協力し合わなければならない」と伝えたんだ。

 
Q: この話を伝えることには責任が伴うということですね?

A: そうだ。当の本人と向き合って話をしながら、その人の人生の物語を開発し、映画化するのは肩に重みを感じるものだ。とてもやりづらい。みんなと顔合わせをして、すぐに意気投合したから、ストーリーと構成を考えたいと言うと、彼らは「フレディ・マーキュリーの物語にしたい。ブライアン・メイの話でも、ロジャー・テイラーや、ジョン・ディーコンの話でもなく」と言った。
 

Q: あなたが考える物語の中心は何でしたか?

A: 若い移民のシンガー、かつてはヒースロー空港で働いていた男が、どうやってクイーンのアイコンであるリード・ヴォーカルになり、ブラジルやウェンブリー・スタジアムのライブエイドで35万人を集め、史上最高のパフォーマンスの一つを見せたフレディになったか。どういう軌跡をとったかの物語だ。

 
Q: 映画を見たブライアン・メイとロジャー・テイラーから何と言われましたか?

A: 二人は初期の編集バージョンを見て、唖然としていた。その様子は、とても感動的だった。この仕事について以来、最も感動した日だったね。実際、私は緊張して固まってしまった(笑)。私は映画を見ずに、映画を見ている二人を見ていた。二人が見える席、彼らの気持ちを目に出来るような席についた。なぜなら、映画を見ながらどんな思い出が彼らの脳裏に押し寄せているかは、想像するしかないからだ。信じられない経験だった。見終わったあとの沈黙にはゾクッとしたね。二人が思い出にどっぷりと浸っているのが分かったからだ。これは彼ら自身の話だし、二人ともフレディが大好きだったから、本作を見るのは彼らにとって、とても感情に訴える経験だった。1分ぐらいしてから、二人は私を見て『素晴らしい』と言った。気に入ってくれたんだ。

最近、二人と一緒にバルセロナへ行った。彼らを観客に紹介するだけでも、とても特別な経験だった。完成した映画を見るたびに感動するけれど、撮影初日にも既に感動を味わっていたよ。ライブエイドのステージ<セット>に座りながら、遂に本作を作っていることが信じられないという思いにとらわれたんだ。本当にそこまでたどり着いたことが信じられなかった。


映画『ボヘミアン・ラプソディ』

2018年11月9日(金) 全国ロードショー 
© 2018 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画

公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/