70年代の活躍が記録された『オン・エア~BBCセッションズ』が本日発売!ブライアン・メイ コメントが到着!収録曲「マイ・フェアリー・キング」のリリック・ビデオも公開!

2016.11.04 TOPICS

『オン・エア~BBCセッションズ』にはクイーンの70年代の活躍が見事に記録されている。1973年の野心的なセルフ・タイトルのデビュー・アルバムからスーパースターの仲間入りを果たした1975年の「オペラ座の夜」そしてその後におよんでこのユニークなバンドは最も革新的、独創的そしてカリスマ性を持ったバンドとして70年代に足跡を残した。

本作に収録されているのは、1973年2月から1977年の10月にかけBBC独占で行われた6つのラジオ・セッションである。このランドマーク的な全24曲には過去にスタジオ・アルバムには未収録のデビュー・シングルの別ヴァージョン、名曲の貴重な別テイク、大幅にアレンジされた代表曲等が含まれる。

今回は初めて6つ全てのクイーンのBBCセッションズが細心の注意を払ってエンジニアのクリス・フレドリクソンによってリストアされ、グラミー受賞歴もあるアダム・エイヤンによってマスタリングされた。CD2枚組、LP3枚組の他にラジオ・インタビュー等CD3枚を含む6枚組のデラックス盤(日本版は2016年11月25日発売)がリリースされファンにとっては不可欠なコレクションになる

「クイーン・オン・エア」の冒頭を飾るクイーンにとっての初のBBCセッションはデビュー・アルバムそしてシングルの5か月前の1973年2月に行われた。

イギリスの伝説的ラジオDJ ジョン・ピールが「マイ・フェアリー・キング」をクイーンの楽曲として初めてラジオで放送したことから物語は始まる。さらに「炎のロックン・ロール」(後にデビュー・シングルとなる)、落ち着いた曲調の「ドゥーイング・オール・ライト」、そしてロック・オペラの「ライアー」と続き新しい音楽の巨大勢力の訪れを感じさせた。

『オン・エア~BBCセッションズ』に収録されている「マイ・フェアリー・キング」はアルバム収録のVersionよりも洗練されていないながらも、繊細なオルタナティヴさを提供している。リード・ヴォーカルもバッキング・ヴォーカルもよりクリアで輪郭が明確だ。このVersionを放送した際、ジョン・ピールは重要な見解を述べている「これは僕が知る限り、クイーンというグループにとって初のラジオ・オン・エアだ。彼らをここに迎えることができて最高だ」そのように述べた彼は正しかった。このセッショからの「マイ・フェアリー・キング」は正真正銘のクイーンの世界ラジオ・デビューである。

 

ブライアン・メイは、「マイ・フェアリー・キング」-しばしば見落とされやすいフレディ―・マーキュリーの作品の一つ-に関して下記のように語っている。

「これはフレディが彼の才能すべてを振り絞ったのをはじめてみた瞬間でもある。彼は事実上独学のピアニストだ。そして、彼は膨大なストライド・ピアノのアイディアをもっていた、ステージ上にピアノを持っていないにも関わらずね。

スタジオで、フレディは初めてピアノですべきことを実現するチャンスを与えられたんだ。そして、僕らはピアノとギターが合わさるサウンドをはじめて得ることができた。その瞬間とても興奮したのを覚えているよ。「マイ・フェアリー・キング」はヴォーカルのオーヴァーダブでハーモニーを作り上げたという意味でも素晴らしい瞬間でもあるね。フレディがこの曲を作ったことが、次の「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン」や「ボヘミアン・ラプソディ」につながっていったんだ」

この記念すべき「マイ・フェアリー・キング」【Queen On Air】Versionのリリックビデオも解禁された。

https://www.youtube.com/watch?v=sEIfjRpM1jI