商品紹介
唯一の来日時にグリュミオーが残したバッハとブラームスの録音。
1961年、アルテュール・グリュミオーが生涯にただ一度だけ日本を訪れた際の演奏会記録から、前回(第1弾発売)は収録されなかったバッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調》から「シャコンヌ」と、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調全曲を収録。グリュミオーがみせる発音や音色の多彩さや拍節の感じ方には、古楽の復興を経験した現代のバッハ演奏のスタイルの萌芽とでもいえるものが潜んでいるようにも感じられる。ひょっとすると現代の私たちだからこそ、グリュミオーのバッハは面白く聴くことができるのかもしれない。ここでのブラームスは、大きな声でたっぷりと歌い上げるでなく、また内省的なつぶやきを積み重ねてひたすらに内へとこもるでなく、全曲を通じてカンタービレとモノローグの間を微妙に揺れ動き続ける。
ブラームスの音楽の、まさにブラームスらしい解釈がここにあるといえる。 相場ひろ(ライナーノーツより)
マスタリング:2013年11月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
ブラームスの音楽の、まさにブラームスらしい解釈がここにあるといえる。 相場ひろ(ライナーノーツより)
マスタリング:2013年11月 by 杉本一家(ビクタークリエイティブメディア)
内容
~眠っていた巨匠たちのジャパン・ライヴが今、甦る~
TBSの倉庫で眠っていた貴重な世界の巨匠たちの音源を最新リマスター、SACDハイブリッドで発売!
曲目
[SA-CD]
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
1
シャコンヌ
ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 作品78
2
第1楽章: ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ
3
第2楽章: アダージョ
4
第3楽章: アレグロ・モルト・モデラート