新進気鋭のプロデューサー＆ヴァイオリニスト、ジョエル・サニーのデビューEPが2枚同時にアメリカ・デッカより発売されます。
映画的な視覚センスがあり、人々を夢中にさせる音楽をポップな感性で創り出すサニーは全くもって唯一無二の存在です。

このアルバムは“３幕に分けられた大きな映画”と表現してもいいかもしれません。最初の「First Sight」は心地よいワルツのロマンスで、タロットのイメージが満ちあふれてワクワクさせられるでしょう。次の「Parisian Lovers」は荒れ狂う嵐のような弦楽器で始まるストーリーが続きます。そして「Last Dance」はバラ園を舞台とした、この三部作のほろ苦いエンディングです。さらにその後にシークレット・トラックが収録されています。

現在23歳のジョエル・サニーは、シドニーを拠点として活動しています。インドで生まれ、2歳の時に両親とともにマンチェスターに移住しました。家族の絆が強く、熱心に教会に通い、サニーはそこでポップスやゴスペルに満ちた福音派の礼拝の世界に触れ、ピアノを弾き、聖歌隊で歌いました。

「そこで音楽が人々にどれほど強い影響を与えるかを教わりました」

ヴァイオリニストの祖父からヴァイオリンの世界を教えてもらい、父親を通じて体験したカトリックのミサの影響で、ゴシックやかつての華やかな美学を好むようになったとも語っています。
サニーは注目すべき新たな才能の持ち主ですが、さらに異なる美学や音の世界へと進化を遂げようとしていおり、映画音楽作りにも意欲を燃やしています。オーストラリア、ドイツ、フランス、イギリス、カナダ、アメリカへの世界ツアーも進行中です。