ハイペリオン30作目の記念アルバム
新音楽監督を迎えた名門合唱団によるイギリスの世俗合唱曲集。世界初録音
イギリスの名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団による、ハイペリオン・レーベル30作目となるアルバム《フィンジ:レクイエム・ダ・カメラ》が発売されます。ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の新音楽監督スティーヴン・グラールにとってのデビュー作ともなるこのアルバムにはイギリスの作曲家ジェラルド・フィンジの3曲の大規模な世俗合唱曲が収録されています。すべて新編曲による世界初録音です。1930年から40年代に作曲されたこれらの作品は、フィンジ独自の音楽性を通して、人間の生命のはかなさや幸福に思いを馳せています。表面上は華やかで祝祭的な作品(《聖セシリアのために》)と、より暗く内省的な作品(《レクイエム・ダ・カメラ》)が組み合わされています。《聖セシリアのために》はもともとテノール独唱、合唱とフル・オーケストラのために書かれた作品ですが、この録音ではロバート・ゴーワーによるオーケストラ・パートのオルガン編曲版で演奏されています。フィンジが風光明媚なコッツウォルズ地方の名所、チョーズン・ヒルにいた時の記憶から着想を得たクリスマスの作品《地に平和を》でも、ゴーワーはフィンジの管弦楽パートをオルガン用に再編曲しています。《レクイエム・ダ・カメラ》のオーケストレーションはフィンジが亡くなった時には未完でしたが、ここでは2013年のクリスティアン・アレクサンダーの補筆完成版がフランシス・ジャックソンによる既存のオルガン編曲と組み合わされ、新たな編曲版となっています。演奏には受賞歴のあるソリスト、ヒラリー・クローニン、グウィリム・ボウエン、フローリアン・シュトルツが参加しています。ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団が以前リリースしたフィンジ作品集のアルバムは、《グラモフォン》誌より、「最高の状態のトリニティ」により「美しく作り上げられたディスク」と称賛されました。